バロックダンス講座 【メヌエット】 2015/8/20未分類 少しずつ涼しくなってきましたが、湿度が相変わらず高いので、楽器の管理にはまだまだ除湿機と冷房がかかせません。 さて、今日は昭和音楽大学にて岩佐樹里先生のバロックダンス講座へ参加してきました。岩佐樹里先生とは5月のラモーのオペラで共演させて頂きました。 演奏家にとってバロックダンスのリズムを体で覚えることは、とても大事なので是非私も勉強し直したいと思いました。 バレエの発祥の地であるフランスでバレエを広めたルイ14世やヴェルサイユ宮殿や衣装のお話し、また舞踏譜なども分かりやすくご説明頂き、お子さんでも分かりやすい内容でした。 18世紀の舞踏譜。左のZやSの形をしているのは、ルイ14世がオペラの中で「太陽=Soleil」役で実際に踊ったことから太陽王Le roi de soleilを象徴する文字で踊られたそうです。 右は、渦巻きみたいで面白いですね。図上にはメヌエット(Menuet)の楽譜が書いてあり、ダンスの先生はViolon pochete【ポケット ヴァイオリン】という小さな楽器を弾きながら、レッスンをしていたそうです。(右の写真にある細長い楽器) 皆様もお馴染みの「メヌエット」のステップを覚えて、実際に良く知っている曲に合わせてパートナーと組み、4人で最後は踊りました。 いつも演奏しているバロック音楽に合わせて踊るというのは、心地よいですね。 ピアノとチェンバロの生徒さんもご参加して頂き、楽しまれていました。最後は、おまけで衣装を着させて下さいました。 バッハのパルテイータやイギリス組曲、フランス組曲の中にも、アルマンド、クーラント、サラバンド、ガボット、パスピエ、ジーグ、ルールと沢山の舞曲が含まれています。バッハは演奏用の曲が多いですが、彼が写譜をしながら様式を学んだフランスのバロック音楽は、実際に踊られていた為テンポ感などもダンスと密接です。 岩佐先生と同様にラモーのオペラで共演したバロックヴァイオリンの天野寿彦先生と3人で、11月7日(土)に高円寺にて「弾いて踊る&踊って弾く」講座を企画中です。 また、詳細が分かりましたらお知らせ致しますが、ご興味のある方は誰でもご参加可能です。 岩佐先生が最近本を出版なさられました。 ご興味のある方は⇒こちら