皆様こんばんは。
5/3(木・祝)渋谷大和田文化総合センター6階伝承ホールにてピアノ発表会を開催予定です。
350名収納できる大ホールで演奏できる貴重な機会です。
日頃の練習&レッスンの成果を存分に発揮しましょう。
小学生の生徒さんも昨年より、そしてピアノを始めた時よりもとても上達しました。
12月のサロンコンサートで1曲(3ページ)をやっと弾いていた小2の生徒も、頑張ってブルグミューラーに挑戦中!
また、バロック時代の曲とクラシック時代のソナチネを組み合わせたり、小5の手の大きな生徒はショパンのワルツを楽しんでいます。
大人の方々も会社やお仕事の合間に練習&レッスンに励んでいらっしゃり、大舞台を前に上達なさっています。
やはり、人前で演奏するという大きな目標がると身も引き締まります。
お子様の生徒は2カ月後に発表会といっても実感が沸かないので、4月1日までの目標を3月始めのレッスンで決めました。
●あんぷをする
●スラスラ弾けるようにメトロノームで練習する
●歌えるように弾く
●左右のバランスを気を付ける
など。
私自身、子供の頃は毎日片手ずつ3回、5回、できるまで練習してから両手で弾いていました。
皆、両手で気持ちよく弾きたい気持ちは一緒です。
しかし、本番で一番良い状態で弾く為には逆算をして練習していくことが重要です。
アスリートの練習メニューを綿密に考えるのと似ているかも知れません。
1カ月前はすでにあんぷができている生徒もいますが、細かい部分を再度確認する良い時期です。
●効果的な練習例
①左とペダルだけ
②右手のメロデイを美しくレガートで。
③元気のある曲、メリハリのある曲、スタッカートの多い曲はゆっくり指先をよく使って練習する。
④苦手なパッセージのリズム練習
メトロノームを使ってテンポを一定に弾けるように部分練習。
メトロノームはずっと流して最後まで弾く必要はありません。時計や計りのように目安となる便利な機械です。
例えば全体を四分音符=60で演奏したくても、苦手な部分は遅いテンポでないと弾けない場合は、その部分を40や50の今弾けるテンポから少しずつ速めて行きます。
急に上手になる秘密はありませんし、練習をしないである日弾けるようになることはありません。
コツコツ練習するのみです。
本番前に焦って急に長時間練習をしても手に負担になることが多いです。
歯磨きと同様に毎日少しずつ5分でも良いので、丁寧に弾けない部分を片手ずつ練習することが上達への近道です。
今は、お子様も多くの習い事で忙しいですし、学校から帰宅後は疲れていることも多いでしょう。
長時間だらだら練習するよりも、短時間で集中して能率良く練習する方が効果的です。
お子様はまだ練習を自分で管理をすることが難しいです。
しかし、日々練習した時間や内容をノートに【練習日記】をつけていくことで、確実に意識が変わっていきます。ピアノ以外にも多くの利点があります。
●時間の管理ができるようになる
●苦手な曲を意識し、自分で見つめ、改善し始める。
●自己管理ができてくる
●【継続は力なり】の言葉通り、忍耐力、集中力が身に付く
小4の生徒が【練習日記】に書いてくれた目標。
2017年の目標
●人に言われないで自分から練習する。(お母様とよく喧嘩になっていたそうです)
●その曲の物語をそうぞうしてひく。
●強弱や指番号などに気を付けてひく。
●一定のテンポで速くなりすぎたり おそくなりすぎたりしないようにひく。
●1日や1週間その曲などの目標を立てて、それを達成できるように、集中してひく。
また、好きな曲ばかりを弾くのでなく、バランスよく指の練習、曲(音楽的なフレーズ、レガート、スタッカート、強弱など)に気を付けて演奏したり、調性や和声の色を聞くことなど色々な要素を複合することで、音楽が大人になっていきます。