Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

作曲家からの手紙


この間、演奏をしていて、ふと思いました。
楽譜が、まるで『作曲家からのお手紙のようだ』と。

楽譜を文章に例えたら、分かりやすく考えられました。
皆様が本を読む時、どの様に読みますか?

書かれた内容を読む。
文章の構成がどうなっているのか、気を付けて読む。
語彙の細かい表現に、その作者らしいと思いながら読む。
どの様にひと段落がまとまり、起承転結を作っているのか。

この様なことが、全て♪音符と楽譜にも『作曲家からのメッセージ』
として残っているのです。
それを、どの様に謎解いていくのか・・・

inv 1-1

1人1人の演奏者によると思います。
私は、表面の音符だけでなく、少しでも奥の、さらに奥の・・・
作曲家の見地を知りたいと思っています。

そんな、探究心を持った生徒様達と一緒に、レッスンで楽譜を通して、読み深めていくのは、
とても楽しい作業です。

私も発見!
生徒様も発見!

そして、生徒様の内なる可能性を発見!
生徒様もご自身でびっくり!新たな自分を開眼させていく・・・

そんな素敵な場になればと思います。

装飾 Table

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大人の生徒様で、初めてピアノを習い始め、ショパンの『雨だれ』を弾きたいと来られた方がいらっしゃいます。

始めは♪音符にドレミをカタカナでふり、リズムや音の読み方、和声なども勉強する事から始め、その次は、3声部を指をコントロールしていくこと、呼吸すること、手に無理のないポジション、弱い指の強化する簡単な練習なども取り入れ、4カ月後に見事に発表会で演奏されました。

発表会前には、『音を通してどの様に表現をするのか』、いつの間にか曲の構成や音色などについても考えて弾けるようになりました。

その生徒様が久しぶりにお正月にご実家へ帰省なさりました。
ピアノがあるということで、 『是非、ご家族の皆様に演奏して下さい!音楽は、みんなで分かち合えるのが何よりも魅力なのですから。』とお伝えしました。

年が明けて、その生徒様から嬉しそうなメッセージが届きました。
『みんな驚いていました!そして喜んでくれました』

piano concert 024

最愛のご家族への、何よりも素晴らしいプレゼントだったのではないでしょうか。
来年の発表会では、また次の憧れの曲へ向けて、新たな気持ちでレッスンがスタートです。

またご家族の方へ、別の曲をプレゼントできたら素敵ですね。

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