Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

夏のフランスコンサート

7月は、フランスでのコンサートの為に、渡仏しております。 ちょうど、パリに到着した夜は、ワールドカップでフランスが勝ち、街中で車のクラクションがなり、あちこちの家からも歓声が上がっており、サッカーへの関心の高さを感じました。

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こちらは、サッカー中継しているカフェで、外まで人が溢れてワイン片手に応援しています。カフェの周りも急に止めてTVを見にいく、とんでもない違法駐車をしている車も多数あり、この夜だけは、警察も見逃してくれるのかな?なんて思いました。

パリから車で2時間ほど北へ向かうと、モーヴージュ(Maubeuge)という街があります。

そこで、チェンバロ、2台のチェロ、ガンバを交えて、バッハ、フランス音楽のプログラムでコンサートを行いました。 image 共演者のチェリストは、来年からパリ国立音楽院のチェロ科教授に就任するラファエル・ピドウー氏と、パリ6区のコンセルバトワールの先生、パスカル・ジョパール女史です。7年ほど前からパリ、日本でコンサートをして来ていて、パリの家族のようです

image サプライズ(good suprise)は、調律に来てくれたのが、8年前に南仏の講習会で一緒だったトマでした。

10日間、南仏のヴィルクローズという素晴らしい音楽財団の企画により、ユゲット・ドレフュスというフランスの巨匠的存在のチェンバリストのレッスンを受けれる大変貴重な機会でした。

image それに加え、18世紀のアンテイーク(オリジナル)チェンバロを毎日演奏できるという、生涯の中でも大変恵まれた時間でした。

青空のもと、見渡す限りのオリーブ園の中、寝てもさめても音楽漬けになり、7カ国から集まったチェンバリスト(ロシア、ポーランド、チェコ、ブラジル、フランス、日本など)と寝食を共にし、音楽に没頭しました。長いお昼休みには、お庭のプールで泳いだり、シエスタをして気分転換をし、また夜までチェンバロのレッスンが続きました。

そんな時間を分かち合ったトマも、今はパリ郊外の音楽院と北フランスで先生として、演奏者として活躍しているようです。 昔話に花が咲き、私のコンサートの翌日は、トマがバッハのチェンバロ協奏曲のソリストを勤めるということで、お互いに励ましあいました。

コンサートも、お話なども含めてリラックスした雰囲気の中で行われました。

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