Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

植山けい チェンバロリサイタル 無事に終了!

皆様、こんばんは。 チェンバロリサイタルが無事に終了致しました。 本当に多くの方がたにご来場頂き、感謝の気持ちで一杯です。

チェロのラファエルは、リサイタル当日のお昼に東京に飛行機で到着し、ホールで音響チェックをして、チェンバロとのバランスなどを確認し、仮眠をとり、コンサートへ望みました。 いつも、ラファエルはコンサート前は、パリだろうが、フランスの田舎の教会だろうが、東京だろうが、コンサート直前は頭を空っぽにする為か仮眠をとります。

普段の彼のスケジュールは毎日違う国に居るということも珍しくありません。 実際、パリでリハーサルして本番までの数日は、パリでレッスン、リハーサル後にスペインに飛び、空港から4時間ドライブでフランスの田舎に到着してコンサートをし、翌日は隣のルクセンブルク公国へ3時間ドライブで弾いて、夜中2時にはフランスへ帰ってくるというタフぶり!

日本が大好きでここ10年ほど毎年来日しているので、日本の良さを尽くし、築地のお寿司屋さんを食べたら、パリのお寿司は全くの”別物”!!と言っていました。

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バッハのFantasieとFugue (ファンタジーとフーガ)を演奏後、初めてチェンバロを聞きにいらっしゃる方も多くいるのでは?と思い、楽器の説明後、ラファエルを紹介し、 登場して頂き、バロックチェロの説明。

ラファエルとはざっと楽器の説明ね。と楽屋で話していたものの、弓やガット弦まで説明し、私の頭の中では、通訳する内容がどんどんと長文になっていき、 話し続けるラファエルに思わず、笑ってしまいました。 気が付くと15分もかかってしまい、ラファエルがバッハの無伴奏チェロ組曲を弾き始めのころにもう7:25分?!?! ・・・・

ということで、急遽その後のチェンバロソロのパルテイータ2番も繰り返しをカットしたり・・・

後半は、演奏に集中しようということでトークなしに最後までチェロソナターチェンバローチェロソナタの流れ。 最後のアンコール前に、是非ラファエルが一言お話をしたいと。

実は、コンサート10日前に世界的なチェリスト・ヤーノシュ・シュタルケル氏がアメリカで亡くなったということ。 ラファエルと、奥さんのパスカルは共にアメリカのインデイアナ大学でシュタルケルに学び、心から悲しいできごと・・・と心を落としていた。

ラファエルの滞在先のホテルとフランスのラジオ局をつないで、ライブインタビューや新聞の取材などを受けていたということ。 是非、アンコールのヴィヴァルデイのゆったりとした曲を、シュタルケルに捧げたいと。

最後に2人で呼吸を合わせて演奏し、そしてゴルドベルク変奏曲のアリアを演奏させて頂きました。

ラファエルとは、来年1月にナントでコンサートをします。 本当にかけがえのない、素晴らしい友人であり、尊敬すべき音楽家です。

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フランスから来日していた共通の友人であるアンサンブル・コントンポランのチェリスト、エリックマリアも駆けつけてくれました!

また、日本で素晴らしい企画ができることを、願っています。

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いつも仲良しのお友達からは、素敵なお花をプレゼントして頂きました!

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