皆様 こんにちは。
第3回バロックダンスレッスン【アルマンド】を岩佐樹里先生をお迎えし、開催致しました。
20名近い多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
舞踏譜の説明を熱心に聞かれる様子
バロックダンス好きな方、ピアノやチェンバロ、ヴァイオリンの生徒さん、ピアノ&チェンバロの先生方、ダンサー、合唱をなさっている方など多くご参加頂き、誠にありがとうございました。
バッハやヘンデルの鍵盤組曲では、ほとんどの曲が【アルマンド】から始まります。
その為、是非このダンスを取り上げたいと思い、岩佐先生にお願い致しました。
手のジェスチャーを勉強
【鍵盤楽曲のアルマンドについて】
17世紀にフローベルガーというドイツ人の作曲家が「アルマンド-クーラントーサラバンドージーグ」の順番で鍵盤の為の組曲を出版したことから、彼がパリに来た際にこのスタイルが伝わり、その後フランスのヴェルサイユ宮殿で活躍した作曲家(ダングルベール、ジャケドウラ ゲール、ルイクープラン、ラモーなどにも踏襲されました。
しかし、演奏する【アルマンド】の多くは、しっとりとした流れる様な16分音符がメロデイを奏でる、分散和音で書かれていることが多いです。
このスタイルは、Syle Brisé(仏)Broken style(英)と呼ばれ、17ー18世紀のチェンバロ曲によく使用されています。
元々はリュートが即興でプレリュードを組曲の前に演奏し、アルマンドを分散和音を多く使用して演奏することから、チェンバロのアルマンドも同じスタイル踏襲しています。
【ダンスのアルマンド】
今回のレッスンで教えて頂いたアルマンドのステップは、1、2拍目はジャンプをするステップで活発な感じです。
宮廷のダンスというエレガントな雰囲気ではなく、庶民的なカントリーダンスという感じです。
また舞踏譜にも可愛らしい男女の手の組み方がイラストで残されていますが、舞踏ふに絵が描かれているのは珍しいそうです。
普通の手の持ち方
レッスンでは、まずアルマンドのステップを習い、次に腕の組み方を習い、2人1組のペアになり、腕を組みながらステップを踏んでみました。
右回りに踊ったら、すぐに反対の左回りに踊る時には腕を組み替えるので、忙しいです。岩佐先生がおっしゃっていた様に、実際に衣装を着て踊ると、手を組む際に女性の手首のレースや男性の大きなカフスに引っかかったり、手を見つけられなかったりするそうです。^_^
【組曲の順番】
また、演奏者の立場からでは、組曲は順番に何曲か演奏することに慣れていますが、岩佐先生にお伺いしたところ、ダンサーの観点では、特に舞曲の順番は決まっておらず、自由に舞曲を1曲や数曲(サラバンドやメヌエットなど)を選んで踊ることが多いそうです。
この様なことも、毎回色々な発見があり、大変面白く、皆様大変興味を持って聞いていました。
是非、バロックダンスにご興味のある方、チェンバロやピアノを習っている方、先生方、お気軽にご参加下さい。
今回、初めて受講なさったチェンバリストの方から、素敵な感想文を頂きました。
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今日は、岩佐先生のバロックダンスの講座、楽しく参加させて頂きました。
素晴らしい企画を、ありがとうございました。 アルマンドを取り上げている講座を、これまであまり見かけなかったような気がしたので、受講させていただきました。
今まで、何人かの先生のバロックダンスの講座をうけたことがありますが、岩佐先生はバロックダンスの本質的なことを、初めにゆっくり分かりやすく教えてくだったことが素晴らしいと思いました。
今日のお話の中では、現代のバレエとバロックダンスの動きの違いが、音楽の作り方の違いに表れているというお話があり、分かっていると思っていることも、先生の動きを見せて頂きながらだと、とても納得できました。
90分という時間も疲れすぎず、また教えて頂く分量もアップアップしすぎず丁度良く、無理なく楽しく身に付く感じでした。
いい汗かいて、楽しませて頂きました♪ また予定が合えば伺いたいと思います。 ありがとうございました。
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今後のご参加を考えられている方、ご興味のある方に参考になると思いますので、どうぞご覧下さい。
次回は、2016年3月6日(日)13:30-14:15 子供クラス、15:00-16:30 大人クラス
渋谷区文化総合センター大和田 4階練習室3
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
バロックダンスレッスンのお申込みは⇒こちら
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