皆様こんばんは。蒸し暑いですね。
チェンバロにとっては除湿をしないと調律が日々狂う悩ましい季節です。
さて、4時間半に渡る第1回目の通奏低音講座が無事に終了致しました。
今回初めてご参加される方もいらっしゃいましたので、通奏低音の数字の基本を前回ご参加の方にとっては復習も兼ねて、ヘンデルの演習を実際に弾きながら見て行きました。
また、コレッリの弟子と言われているジェミニアーニによる通奏低音のリアリゼーションも分かりやすい例、また当時のイタリアでどの様なスタイルで伴奏がされているのかを見る貴重な資料でもあるので、ファクシミリから実際に弾いてみました。
その後、課題曲のコレッリのフォリアやソナタから難しい数字の部分を取り出し、細かく見て行くと同時に、アチャカトウーラやモルデントなど装飾についてもパスクイーニの例から取り出してみて行きました。
次回は、テンポでスラスラとコレッリの課題曲を弾けるように和声進行の配置などに気を付けて見て行きたいと思います。