Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

サテイの生まれた街

 こんにちは!山田です。 東京はすっかり真夏の暑さになりましたね。

5月の末に、フランス・パリから少し足を伸ばして、 ノルマンディー地方にある小さな港町オンフルールを訪れました。

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華やかな都会のパリとは違い、 素朴で可愛らしい木造建築が並ぶ、穏やかな港町です。

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かつてブーダン、モネ、スーラなど印象派の画家たちも、 オンフルールを訪れ、 この美しい港町の風景を好んで描いたそうです。

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可愛らしい石畳の小道を進むと・・・、 作曲家エリック・サティの生まれた家が見えてきました!

今は記念館として一般公開されているこの建物の中に入ると、 まるで、ひねくれものサティの頭の中へ迷い込んだようです。

「Satie du matin, Satie du soir (朝のサティ・夜のサティ)」 と名付けられたお部屋。

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 「Mémoires d’un amnésique (記憶喪失の記憶)」と名付けられた お部屋にあったピアノ。

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真っ白い空間に置かれた真っ白いピアノからは サティの作曲した音楽が流れてきました。

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子供のときから、「ジムノペティ」を始めとするサティのピアノ曲が 大好きでしたが、今回このとても風変わりなサティ記念館に行って、 ますます好きになってしまいました。

印象派の絵から切り取ったような港町オンフルールを探索し、 ムール貝やスープ・ド・ポワソン(魚介類のダシで作ったスープ)を たらふく食べて、とっても楽しい旅になりました♪

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 東京でも渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「サティ展」が開かれていますね!
先日早速行ってきましたが、サティ直筆の楽譜などが見られてとても面白かったです。サティ好きな方にはおすすめします♪

Bunkamuraのページは⇒こちら

練習ノート その2【小2・Rちゃん】

練習が苦手という生徒さんには、「練習ノート」をお勧めしています。 「何分練習しなければいけない」とは言いませんが、続けることで本人の意識が変わっていきます。

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小学2年生になるRちゃんが、前回のレッスンで新しいノートを嬉しそうに見せてくれたので、「練習ノート」にしてみたら?と提案した所、 喜んで書いてきてくれました。

image すると、「たいこのマーチ」という曲が大のお気に入りになったのか、毎回「たいこのマーチ」のコメントが書いてありました。

ノートには、

”7月16日 昨日より弾けるようになった。嬉しかった。もう暗譜できそう。”

”7月17日 たいこのマーチすごく気に入った!”

 

そして、前回よりもとても上手になっていました。

1回目としては、とても良い感じでした。

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「たいこのマーチがとても上手になったので、他の曲も書いてね」と伝えると、元気よく「はい!」と答えていました。

Rちゃんは約1年半前からピアノを始めて、今では両手で好きな曲を弾けるようになっています。

 

また、1年前より45分レッスンの15分で英語レッスンを始め、英語で挨拶、自己紹介、年齢、数字などもできるようになり、今は2回目のインターナショナルスクールのサマーコースへ行っています。

子供のころから英語に親しむ機会があると、意味は分からなくても外国へ行った時の様に、英語のシャワーを浴びることで、耳と発音、英語を英語で理解する、意味を想像する感覚が身に付きます。

 

私も、初めてベルギーへ大学3年生で初めて行った時、フランス語はまるで音のシャワーにしか聞こえませずに、「あんなに軽やかな音で気持ちを表現できるのか?」と不思議。

その後、分からないながらも毎朝BS衛星放送で、フランスのニュースを見ていました。

 

すると、始めは「皆様こんばんは。Bonsoir Medames et Monsieurs」や「明日 Demain 」など、短い単語や接続詞しか分かりませんでしたが、少しずつ動詞や内容が聞き取れるようになって行きました。どんなに早くても、ネイテイブのナチュラルスピードに慣れなくては、実際に外国へ行った時に聞き取れなかったり、会話についていけません。

 

分からなくても音に親しむことは、大変重要です。音楽と同様に語学も「音の訓練」だと思います。

その為、まだ意味が分からないとしても、お子様にとって英語のシャワーを浴びることは、大変有意義な事だと思います。

Rちゃんの今後の成長が、楽しみです。

Facebook始めました!

皆様こんにちは。

Kay Music AcademyのFacebookページを作成しました。 2013年からの活動をご覧頂けます。

また、生徒様との音楽を楽しく共有する場としても、ご覧頂ければと思います。

今後も、サロンコンサートやチェンバロ発表会の写真をUpしていきます。

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宜しければシェア&「いいね」をして頂ければ幸いです。 どうぞ宜しくお願いいたします。

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プレゼント

いよいよ本格的な夏が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

楽器にとっては、梅雨ー高温&湿気の夏はご機嫌斜めで大変です。チェンバロは、冷房と除湿機で管理していても、ほぼ毎日狂ってしまいます。

さて、レッスンで思い掛けず生徒さんよりプレゼントを頂きました。

小1になったY君は、去年初めて演奏した発表会以来、ピアノに目覚めて朝の日課が練習になりました。小6のお姉さんがモーツァルト「トルコ行進曲」を弾いているのを見て、釘ずけになっていたそうで、”いつか僕も弾ける様になりたい!”と頑張っています。

歌が好きなので、知っている歌を先生と連弾する曲集を始めたところ、初見、暗譜の早さも格段に上達しています。

やはり「楽しい&弾きたい」という自発的な思いからでしょう。

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来年3月の発表会では、どんな曲を弾けるのか今から楽しみです。

また、ピアノを始めて「キラキラ星」を弾ける様になったSちゃんは、お母様のヨガチケットを見て、ピアノチケットを発案して持ってきてくれました。

心が暖まりますね。

ベルギー ブリュッセル

パリから高速列車タリス (Thalys)に載って1時間20分もすると、隣のベルギ―の首都であるブリュッセルへ行ってきました

フランスの演奏旅行で半周以上した後、ベルギーへ行きました。パリ在住の頃、2年間毎月1回フォルテピアノという歴史的な古いピアノ奏法を勉強しに、ベルギー王立音楽院の修士課程へ通いました。

 

モーツァルトは、チェンバロに近い5オクターブの小さな発明されたばかりのフォルテピアノで演奏し、メンデルスゾーンやシューベルトは6オクターブ半の更に大きなフォルテピアノで演奏し、ショパンはフランス製エラールやプレイエルで演奏する為に必要な奏法を学びました。大変恵まれた環境で、ベルギー王立楽器博物館のオリジナル楽器でリサイタルを修了試験として演奏しました。

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その2年間に習った恩師ボヤン・ヴォデニチャロフ史とバロック一家のピート・クイケン(ガンバ奏者:ヴィーラント・クイケン師の末っ子)と、嬉しい再会をしました。

二人とも素晴らしい感性と才能、テクニックを兼ね揃えたピアニストであり、フォルテピアニストです。

フォルテピアノとは20世紀前の歴史的ピアノ奏者のことです。

もともと1700年に、イタリアでバルトロメオ・クリストフォーリという製作家が「グラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」(Gravicembalo col piano e forte)という「強弱のできるチェンバロ」を発明した際の略語です。

クリストフォリのフォルテピアノは、①ニューヨーク メトロポリタン博物館、②ローマ楽器博物館、③ライプテイッヒ楽器博物館に世界で3台現存していおり、大変貴重な資料として大事に保管されています。

ニューヨークに現存する修復されたフォルテピアノの音を実際に聞くことができます。

どんな音がしたのでしょうか?

スカルラッテイ:ソナタ K.9

https://www.youtube.com/watch?v=A2WdjyKQ57A#t=12

モーツァルト:ピアノ協奏曲

ピアノフォルテとフライブルグ・バロックオーケストラの演奏

現在のオーケストラよりも小編成で、クラシック時代の弓、モーツァルト時代のフォルテピアノを使用しています。音が軽やかです。

https://www.youtube.com/watch?v=5aeLhUEfejg

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