Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

フランス演奏旅行 2.バンドル島

フランスのアルプス地方でコンサートをした翌日には、地中海にあるバンドル島でランチタイムにソロリサイタルを演奏しないといけない為、 夜のコンサートを終えて3時間睡眠して、朝4時半からドライブを始めました。

 

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ドライブを始めて3時間ほど。夜も開けマルセイユ付近では朝霧や南仏らしい小さな村が見え、海が見えた時には思わず”うわ~”っと叫んでしまいました。青いですね。地中海!

始発の電車に乗っても、11時のコンサートの30分前にしか到着しない事が分かり、急遽一緒に演奏している仲間がレンタカーをしてくれました。 何とお礼を言って良いのか分かりません! こんな強行突破のスケジュールは、さすがにパリ在住の頃にオーケストラのコンサートツアーでもありませんでしたが、音楽家は旅行中の体調管理が非常に大事で、万全の状態で舞台に立つことも、非常に大事です。 パリの恩師が日本へ飛んで来た時は、一晩中寝れずにヨガのポーズをしたり、お風呂に入ったけれど寝れなかった。ならば寝ない。眠くなった時に寝て、コンサートは演奏できる状態であれば良いと割り切っていました。 また、別の数学の先生は飛行機に乗った時に、すでに到着地の時間に合わせて寝て、行動すれば体内時計が早く適応できると言っていました。 私は、きちんと寝ないと朦朧としてしまうので、とにかく寝れる時に寝る!ですね。

 

image  image Bendor島!

レンタカーを預けて、ボートへ。コンサート会場はBendor島という地中海の島です!このボートが1時間に1本しかなく、丁度9時のボートが出たばかりの為、仕方なく朝食を食べて船場で待ちました。次の10時のボートに乗ると、島が見えてきました。

 

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ホテルへ到着して、すぐに着替えて会場へ。 バッハ:パルテイータ第1番、第2番 スカルラッテイ:ソナタ ロワイエ:スキタイ人の行進 —————————-

 

 

—————— などを無事に終了して、ホッと一息。 2日後にはドライブをしてくれたパスカルとラファエル・ピドウーという2人の素晴らしいチェリストとのトリオのコンサートを演奏しました。ラファエルは、昨年よりパリ国立高等音楽院チェロ科教授であり、日本にも多くのファンがいるトリオ・ワンデラーのメンバーです。

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 かもめが毎朝、朝食を狙って来ていました。始めは可愛いと思いましたが、カラスと同じ行動をしており、私のパン・ォ・ショコラがさらわれてしまいました!

パリから、パリ管弦楽団やオペラ座、パリ国立高等音楽院、ブリュッセル・モネ劇場のソリスト達が遥々この島に集まり11のコンサートを無事に終え、最後の晩餐をしました。夜は海風で肌寒かったですが、素敵な時間でした。

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