Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

子供の集中力

皆様、こんにちは。 春の新学期に合わせ、新しい4-6歳の生徒様が増え、和気藹々とした雰囲気でレッスンをさせて頂いています。

通常、初めてのお子様は40分、両手で弾けるお子様(初級ー上級クラス)は45分、レッスンをしています。

お母様から、「そんなに集中力が持つの?」と疑問に思う方がいらっしゃいます。

実際、子供の集中力は1つのことに、5-10分しか持たないかもしれません。しかし、約40分のレッスンの中では、色々な音楽の要素を5分、10分ずつに分けて、内容をパッパッと変えていきます。

子供の集中力が切れ始める頃には、違う内容に移る為、興味が増し、結果的に集中力が身に付きます。始めはいつももぞもぞしている子、どこかへ歩いて行ってしまう子、レッスンと全然関係のない話をする子などいますが、徐々にじっと座っていられるようになります。

●レッスン内容(初めて~初級コース:4-6歳)

 

①ドレミ(ぬりえ、歌う、弾く)

②リズム(叩く、シール貼り)

③歌う(弾いている曲、季節の歌)

④指番号

⑤弾く(一人で弾いている時も、横で伴奏をつけて素敵な曲になります。)

⑥上記の4つの要素を複合すると、頭の中でピアノを弾く回路ができあがります。初めてのお子様も2カ月目くらいから両手で弾き始めることができます。

 

●他の生徒さんと一緒にお歌

 

4-6歳のお子様は、レッスンの前後で会う他の生徒さんと一緒に「ドレミの歌」や「さくら」、「こいのぼり」など季節の歌を歌って、タンバリンを持ちながらリズムに合わせて踊ると、子供同志で仲良くなり、リラックスしてとても楽しそうです。その様に、解放して音楽を全身で楽する時間を必ずレッスンに入れます。本来、音楽は楽しむものです。

一人でレッスンを受けているは、落ち着きのないお子様でも、同じ年齢くらいのお友達と一緒にレッスンをする時は、シャンとしていて、「~ちゃん、さようなら。」とご挨拶もきちんとできたり、子供同士でコミュニーションをすることで、社会性も身につきます。

●音楽はワクワクするもの!

 

お子様は押しつけても、「嫌!」と受付けません。 では、どうするのか?

子供が自然に興味を湧く様に、誘導していきます。 また、音楽が苦しいというのではなく、Let`s enjoy Music!と、私がアメリカで体感した視点からレッスンしています。

音楽は、押しつけるものではありません。嬉しい時、自然に鼻歌が出てきますね。その様に、ウキウキ、ワクワクするものです。

興味がない時は焦らずに1レッスンで1つの音を覚えるなど、焦らずに確実に身に付けていきます。お子様一人一人も理解力が異なりますので、吸収できる分だけレッスンします。そして、次週もその復習、新しい音を覚え、反復していくことで身に付けていきます。

●弾きたい曲(最大のモチベーション)

 

お子様は押しつけられて、嫌々ピアノを弾いても生き生きとしていません。 「あの曲を弾きたい!」、「今はまだ難しいけれど、弾けるように頑張ろう!」という様に、1人1人の個性と興味に応じてレッスン内容も変えています。

●7歳の初めてコースの生徒さん

 

2月末に始めた7歳の男の子は、通常の3倍のスピードで上達しています。 本来であれば、6回目のレッスンでようやく両手で優しい曲を弾き始めるのですが、N君は、いつも「ピアノ弾きた~~い!」と弾く気満々でレッスンに来ます。

そして、宿題の曲は勿論全部弾けるようになっているだけでなく、電子ピアノに入っている「バッハのメヌエット」の右手を鼻歌交じりに右手を耳で覚えて弾いてくれました。 その為、6月末のミニコンサートではもっと簡単な曲を演奏予定でしたが、半年以上先に演奏するような名曲であるメヌエットを頑張って弾くことになりました。

私は、お子様に無理をさせるのは反対ですが、この様に本人がやる気の場合は、少し高いハードルでも曲に一緒に取り組みます。 しかし、両手ですぐに弾けるように焦るのではなく、まず右手、そして左手と片手ずつをきちんと覚えるくらいに弾きこみます。

その後に両手を弾くと、すでに楽譜は覚えている為、スラスラで弾きやすいです。 もし、両手で弾けなくても、私がコンサートで伴奏部分を弾いて、連弾する事も可能です。

上記の様に、色々な内容を総合してレッスンをさせて頂いています。6月末のコンサート、みんなどの様に演奏できるのか、今から楽しみです。

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