Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

2月11日 サロンコンサート終了!

渋谷区大和田総合文化センターの大練習室でサロンコンサートを行いました。 これは、3月31日の発表会前のリハーサルも兼ねて、人前で演奏して更に発表会へ向けて仕上げて行く目的で開催しました。

 

年長さんから大人の方までご参加頂き、カフェタイムでは交流できる時間を設けました。

 

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いつもより上手に弾けた方、また緊張して思う様に弾けなかった方、様々だと思います。その体験全てが糧となり芸の肥やしとなっていきます。 日頃の練習とレッスンの成果は、人前で演奏する時に発揮されます。

 

私自身、幼少からの発表会前や人前で演奏してきましたが、思いがけず悔しいミスをしたことが沢山ありました。不思議に上手くいかなかった思い出の方が良く覚えています。 ミスを未然に防ぐにはどうすれば良いのだろう?と考えた結果、魔法はなく「日々の練習あるのみ」という結論に辿りつきました。 また、自分よりも上手な生徒さんの演奏を聴くことで、より高い目標を持つことができます。

発表会前に人前で演奏することを体験し、各自新たな課題を見つけられたと思います。

 

3月31日まで6週間をどの様に練習して準備していくかで、更に素晴らしい演奏へと仕上がる大事な期間です。 皆様1つ本番が終わりほっとしたと思いますが、発表会へ向けて心を引き締めて参りましょう。

5 小学生ー中学生

6大人の部

 

●本番の重要なポイント

 

1. テンポ

本番は緊張して呼吸が上がる為、テンポが速くなりがちです。 日頃から地道な片手ずつやゆっくりの練習をきちんとしていれば、本番も焦らずにいつも通りの自分で演奏できます。

2. 呼吸 本番で緊張していても、曲の始めや休符できちんと呼吸をすることで、落ち着いて弾く手助けとなります。

 

3. 精神状態 本番で「上手く弾きたい」と思うと、余計に緊張してミスが出てしまいます。逆に「いつも通り弾ければ十分」と平常心を保つと伸びやかに弾けます。 通常より上手に弾ける魔法はありませんので、本番前はお子様へいつも通りでよいとお声を掛けてあげて下さい。また「歌うように」弾くことを心掛けると、呼吸もできて音に集中することができます。

 

4. 当日のコンディション

 

練習を十分にして迎えた当日に、どの様に過ごすのが良いのでしょうか。

私自身色々なことを試しましたが、当日に練習し過ぎるのはNGです。

お子様に、当日は練習しない方が良いので前日までに計画を立てて練習をしていくようにお話をしましょう。

本番に最大限の力を発揮するためには、家で練習し過ぎてしまうと疲れてしまいます。 また、本番中の集中力も衰えてミスが多くなってしまいます。

 

本番が早い午後の場合は、午前中に軽く練習をして美味しいご飯を食べて気分よく出かけましょう。緊張して喉を通らない場合は、無理して食べない方が良いです。楽屋で食べられるおにぎりなどお持ちなられると良いでしょう。

当日着る衣装や楽譜などの用意は前日にしておく方が良いでしょう。また、靴は履きなれている方がペダルを踏みやすいです。 私は、必ず舞台衣装は靴も含めて家で身に付けて弾いてみます。何か不都合があれば取り変えられますが、当日会場へ到着して気が付いても対処できない場合や、慌ててしまいます。

 

本番が夜に近い時には、十分に休息を取り午前中か早い午後から少し練習をします。

私のアメリカの先生やフランスの同僚もお昼寝をする音楽家もいます。 頭を空っぽにすることで、本番への集中力を養います。

 

5. 練習

舞台では1人です。その時に自信を持てるか(自分を信じられるか?大丈夫と思えるか)は日々の練習から安心感へと繋がります。 お子さんが自発的に練習をするのが難しい場合は、どうぞお母様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。

6. 練習ノート

 

練習が難しいと感じているお子さんは、是非練習ノートを書いてみて下さい。

すでに書いているお子さんも、次の目標や発表会へ向けてより改善していきたいことをお話しして自分で書くことで意識が高まります。

また、発表会まで普段の練習時間を10分でも長く出来るように挑戦してみて下さい。 ただ弾くのではなく、歌うように、レガートで、強弱をつけて、イメージを膨らませてなど音楽的な内容を心がけましょう。

練習ノート

練習ノートを始めて2冊目のN君は、こんなに素敵なピアノの絵と目標を書いてくれました。素晴らしいですね!

● 人に言われないで練習する。 ●その曲の物語を想像して弾く。 ●強弱や指番号に気をつけて弾く。 ●一定のテンポで速くなりすぎたり、遅くなりすぎたりしないように弾く。 ●一日や一週間、その曲などの目標を立てて、それを達成できるように弾く。

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