皆様こんにちは。
この度、12月23日(日)にユーロピアノでバッハの公開講座を開催させて頂く事になりました。
チェンバロとピアノでバッハをどう弾くの?
公開講座 講師:植山 けい
12月23日(日)14:00-15:30 場所:ユーロピアノ
会場:ユーロピアノ〒157-0061東京都世田谷区北烏山9-2-1京王線・千歳烏山
参加費:学生:1000円 一般:2000円
行き方はユーロピアノのサイトよりご覧頂けます。←ここをクリック
♪チェンバロからピアノまでどの様に楽器は発展したの?
♪チェンバロとピアノでバッハを弾き比べてみましょう!
♪バッハの親しんでいたチェンバロを知ると、より深い理解でピアノも演奏できます。
♪お子様、学生、チェンバロ初心者、ピアニストの皆様お気軽にご参加頂けます。
♪簡単なメヌエットから、基本のインベンション、イギリス組曲やフランス組曲、パルテイータ、トッカータ、フーガ、ゴルトベルク変奏曲など名曲の中から、お好きな曲をご用意ください。
♪気軽にチェンバロに触って頂けるチャンスでもありますので、日頃、チェンバロに興味のある方、また演奏してみたいと思っているけれど、機会がなかった方。お友達や音楽仲間とお気軽にお越しください。
♪ユーロピアノには、スピネット、クラヴィコード、べヒシュタインのピアノ、二段チェンバロがショールームにあり、鍵盤がどの様に発展したのかを、実際に体験して頂けます。
♪当日は、3階のショールームにて、素敵なグランドピアノと二段チェンバロをご用意して、普段親しんでいるバッハを弾き比べてみます。
♪楽器の構造や歴史、バッハとチェンバロの関係などもご説明しながら、バッハの名曲を追ってきます。
限定20名のスペースですので、お早目にお申込み下さいませ。
お申込みの流れ:現在、お申し込みフォームを準備中ですが、ご希望の方はお問い合わせ欄からも、お申し込み可能です。
*チケットは発券致しません。どうぞ宜しくお願いいたします。
お申し込みはこちらよりどうぞ。
皆様こんにちは。
Kay Music Academyを5月より開設し、現在色々なバックグランドの生徒様と共に、
ピアノとチェンバロレッスンをさせて頂いています。
生徒様に合わせたレッスンプランをしています。
2歳、3歳のピアノ・英語レッスン
小学5年生・中学一年生の初級ピアノ
一般の方:ピアノレッスン(ベートーベン、ドビュッシー、ショパン)
チェンバロレッスン(フランソワ・クープラン、ルイ・クープラン、ロワイエ、バッハなど)
通奏低音+チェンバロソロ+フランス語レッスン(通奏低音のフランス語の本と共に、フランス語も同時に勉強します)
プロのピアニストのチェンバロレッスン(ピアニストとして活動なさっている方がよりバロックのレパートリーをチェンバロで学びたいということで、行っています)。
11月は、コンサートの為フランスへ行きましたが、その際に念願叶ってラモーが弾いていたチェンバロを見に、パリーベルギー日帰り9時間の旅で行ってきました。
今まで弾いたチェンバロの中で、一番素晴らしいチェンバロ!と言っても過言ではないほどに、とても深く、鳥肌が立ちそうな深い低音、1音の中に、色々な”色”を感じる高音など、弾いているだけで感無量で涙が出て来てしまいそうなほど、感激しました。
写真をお楽しみください。
最近、びっくりしたことは、香港より(レッスンを受けれますか?)という問い合わせが来たこと。。
ネットの力と言うのは、計り知れないと感じました。
このWebサイトがなければ、その方とお知り合いになるチャンスはなかったでしょう。
(11月にスイスーパリへ飛んだ時に、眼下にスイスアルプスが広がっていました)
わざわざ飛行機で飛んでくる価値があるのか、私が彼女にとって必要なアドバイスをできるのか、彼女にとっても事前に確認できた方が良いのではないかと思い、彼女の演奏を送って頂きました。
バッハ:インベンションを2曲送って下さり、演奏を聞いてみると、なるほど香港大学のピアノ科を卒業なさっているだけあり、きちんとした基礎があり、よく演奏なさっています。
しかし、チェンバロの先生が香港にはいない・・・
ということから、ピアノの奏法をそのままチェンバロに使用している為か、いくつか改善点がありました。
アドヴァイスをメールでお伝えして、もし興味があればレッスンへお越しくださいと書きました。
すると、10日後には来日するということで、日程調整をし、1泊2日で1時間半x2回=3時間の集中レッスンを
することになりました。
いよいよ彼女のレッスン日になりました。
以前に日本の大学に1年間交換留学なさっていた、旦那様とご一緒にいらっしゃり、
チェンバロもイギリスから買ったばかりだということでした。
1日目:バッハのインベンションNo.1~No.5
調整やモチーフ、アーテイキュレーション、呼吸の取り方、鍵盤を指の腹で感じる様なデリケートなタッチ、和声や転調、楽曲分析などをレッスンで説明していきましたが、何よりも大事なことは、自分の演奏している音を聞くこと。
チェンバロから出ている音を聞くことで、より感覚が繊細になり、現在進行形でチェンバロ、空間、タッチ、和声などが融合していきます。
ただ一生懸命に弾いているだけでは、実際にどの様な音が出ているのか分からずに、一方通行な演奏になってしまいます。テンポが速くなったり、遅くなっていても、聞いてないと気が付かない事が多いです。そして、何よりもチェンバロが一番きれいに響くタッチよりも強く叩いていても、それにも気が付くことができません。
チェンバロは、特に楽器とのコミュニケーションが大変重要な為、演奏していると同時に、自分の音を客観的に聞くことで、チェンバロから多くの事を学びます。その為、ゆっくりなテンポで、まず鍵盤が落ちる時=弦を弾く瞬間を感じる様に、ゆ~~~くり鍵盤が落ちるのを感じます。その(プッチ~ン)と弾く瞬間を指先で感じるだけで、タッチと音色がすぐにデリケートになります。
2日目:インベンション No.6とスウェーリンク、そしてフランソワ・クープランのクラヴサン奏法のプレリュード1番
次回は、今回の復習とプレリュードを聞かせて頂くことになりました。
彼女は、どうやらパーフェクショニストで、チェンバロを完璧に弾きたいけれど、もう年も取ってきているし、この楽器をマスターできるのかしら?と一人で焦っていたようです。
なので、私がチェンバロはタッチも軽いから100歳になっても弾けるし、それまで時間があるでしょう?
私もチェンバロを始めて10年たって、やっと心地よく慣れたので、(feel comfortable)焦る必要は全くないのでは?
とお伝えしました。
3,4カ月に1回レッスンに通いたいということですので、また次回のレッスンが楽しみです。
チェンバロは、特に皆様始めるまでのバックグランドが違う方が多いので、年齢も様々ですので、自分のペースでのんびりと
楽しんでいくのが良いかと思います。