世界的に有名なピアノトリオのグループで、結成20周年をすでに迎えた【トリオ・ヴァンダラー】の日本ツアーが開催されます。
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【2016年6月】
8日(水) 武蔵野文化財団(会場は三鷹風のホール) (C1プロ) 9日(木) 同上 (C2プロ) ⇒
11日(土) 所沢ミューズ大ホール(マチネ) (Dプロ) ⇒
13日(月) マスタークラス@汐留日仏文化協会 ⇒
14日(火) 名古屋宗次ホール(Eプロ) ⇒
プログラム内容 A — All Brahms — Trio#1 Op.8, Trio #2 Op.101 Cello Sotana Op.99 B — Faure Trio Op.120, Pierne Trio, Ravel Trio C1 & C2 — Beethoven Compete Trio in 2 nights D — Beethoven Trio Op.97, Dvorak Dumky Op.90, Tchaikovsky Trio Op.50 E — Dvorak Dumky Op.90, Tchaikovsky Trio Op.50
素晴らしい音楽家で世界中を飛び回っていますが、とても気さくで人間的にも魅力的な3人です。 フランス人ですが、3人とも若い時期にアメリカでの留学経験から、とても国際的な広い視野をお持ちです。 これまで、毎年のように来日している3人は、大変な親日家で日本にも多くのファンがいらっしゃると思います。以前にフランス、ロワール地方の小さな15世紀の村でコンサートがあった際に、わざわざ日本からコンサートへお越し下さった熱烈なファンの方もいらっしゃいました。
連日、超人的な異なるプログラムをこなしながらも、合間には必ず【築地でお寿司!】が合言葉です。世界中をツアーしている彼らを見ていると、音楽家としての資質はもとより、スポーツ選手並みの体力と精神力が非常に大事だということを、目の当たりにします。
ピアノのヴァンサン・コックは、超絶なピアノテクニックの持ち主で、どんな難曲も素早い指さばきで演奏してしまいます。
人間的にも大変温厚で暖かい人間性です。お料理もプロ並み!で研ぎ石まで自宅にあり、大変なグルメです。
チェロのラファエル・ピドウーは、2012年の東京コンサートでは、前夜は九州でラヴェルとショスタコヴィッチのピアノトリオを弾き、飛行機で飛んできて、ガット弦に張り替えて見事なバロック音楽を演奏して下さいました。 彼らのタフな体力と強じんな精神力、そして10名の聴衆に対しても、1000人の聴衆に対してもいつも自然体で、100%の力を出し切って演奏をしている姿は、多くのことを学ばさせて頂いています。
バイオリンのジャン・マルクは185cmくらいの長身ですが、いつも黒いズボンにクールなイメージですが、一緒にバッハ:ブランデンブルク協奏曲の全曲演奏会やラジオフランスで録音中継、またバッハ:バイオリンソナタなどを共演させて頂いています。
そんな素晴らしい彼らが、韓国ー日本ー中国のアジアツアーのために来日します。
是非、ファンの方、まだ生演奏を聴いたことのない方も、コンサートへお越し下さい。
また、彼ら3人からアドバイスを頂ける、大変貴重なマスタークラスも日仏文化協会【汐留ホール】にて開催予定です。通訳としてお手伝いをさせて頂きますが、彼らがどの様な観点から日本の音楽家にレッスンをして下さるのか、わくわくしています。
ラファエルとは、2012年に桐朋学園大学のチェロ科のマスタークラスに同行させて頂きましたが、ラファエルの持つ150%の知識と技術を生徒へ伝授する様子は、白熱的で日本を代表するチェロの先生方(当時学長でいらした堤剛先生、倉田澄子先生、毛利伯朗先生など)が聴講なさっていました。
このツアーの合間に、私とパスカル・ジョパール女史(バロックチェロ)もパリより来日して、バロックトリオのプログラムを6/10(金)ルーテルセンターにて開催予定です。また、今回の公演では新たにダンサーのKAN-ICHIさんにご参加頂き、私たちの音楽と共に流動的な素敵な舞踊をお楽しみ頂けます。ラファエル、パスカルもこの新たなプログラムを大変楽しみにしています。
是非、皆様お越し下さい。
皆様 こんにちは。
第3回バロックダンスレッスン【アルマンド】を岩佐樹里先生をお迎えし、開催致しました。
20名近い多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
舞踏譜の説明を熱心に聞かれる様子
バロックダンス好きな方、ピアノやチェンバロ、ヴァイオリンの生徒さん、ピアノ&チェンバロの先生方、ダンサー、合唱をなさっている方など多くご参加頂き、誠にありがとうございました。
バッハやヘンデルの鍵盤組曲では、ほとんどの曲が【アルマンド】から始まります。
その為、是非このダンスを取り上げたいと思い、岩佐先生にお願い致しました。
手のジェスチャーを勉強
【鍵盤楽曲のアルマンドについて】
17世紀にフローベルガーというドイツ人の作曲家が「アルマンド-クーラントーサラバンドージーグ」の順番で鍵盤の為の組曲を出版したことから、彼がパリに来た際にこのスタイルが伝わり、その後フランスのヴェルサイユ宮殿で活躍した作曲家(ダングルベール、ジャケドウラ ゲール、ルイクープラン、ラモーなどにも踏襲されました。
しかし、演奏する【アルマンド】の多くは、しっとりとした流れる様な16分音符がメロデイを奏でる、分散和音で書かれていることが多いです。
このスタイルは、Syle Brisé(仏)Broken style(英)と呼ばれ、17ー18世紀のチェンバロ曲によく使用されています。
元々はリュートが即興でプレリュードを組曲の前に演奏し、アルマンドを分散和音を多く使用して演奏することから、チェンバロのアルマンドも同じスタイル踏襲しています。
アルマンドのステップから!
【ダンスのアルマンド】
今回のレッスンで教えて頂いたアルマンドのステップは、1、2拍目はジャンプをするステップで活発な感じです。
宮廷のダンスというエレガントな雰囲気ではなく、庶民的なカントリーダンスという感じです。
また舞踏譜にも可愛らしい男女の手の組み方がイラストで残されていますが、舞踏ふに絵が描かれているのは珍しいそうです。
普通の手の持ち方
2人一組でステップしてみましょう!
レッスンでは、まずアルマンドのステップを習い、次に腕の組み方を習い、2人1組のペアになり、腕を組みながらステップを踏んでみました。
右回りに踊ったら、すぐに反対の左回りに踊る時には腕を組み替えるので、忙しいです。岩佐先生がおっしゃっていた様に、実際に衣装を着て踊ると、手を組む際に女性の手首のレースや男性の大きなカフスに引っかかったり、手を見つけられなかったりするそうです。^_^
【組曲の順番】
また、演奏者の立場からでは、組曲は順番に何曲か演奏することに慣れていますが、岩佐先生にお伺いしたところ、ダンサーの観点では、特に舞曲の順番は決まっておらず、自由に舞曲を1曲や数曲(サラバンドやメヌエットなど)を選んで踊ることが多いそうです。
この様なことも、毎回色々な発見があり、大変面白く、皆様大変興味を持って聞いていました。
是非、バロックダンスにご興味のある方、チェンバロやピアノを習っている方、先生方、お気軽にご参加下さい。
今回、初めて受講なさったチェンバリストの方から、素敵な感想文を頂きました。
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今日は、岩佐先生のバロックダンスの講座、楽しく参加させて頂きました。
素晴らしい企画を、ありがとうございました。 アルマンドを取り上げている講座を、これまであまり見かけなかったような気がしたので、受講させていただきました。
今まで、何人かの先生のバロックダンスの講座をうけたことがありますが、岩佐先生はバロックダンスの本質的なことを、初めにゆっくり分かりやすく教えてくだったことが素晴らしいと思いました。
今日のお話の中では、現代のバレエとバロックダンスの動きの違いが、音楽の作り方の違いに表れているというお話があり、分かっていると思っていることも、先生の動きを見せて頂きながらだと、とても納得できました。
90分という時間も疲れすぎず、また教えて頂く分量もアップアップしすぎず丁度良く、無理なく楽しく身に付く感じでした。
いい汗かいて、楽しませて頂きました♪ また予定が合えば伺いたいと思います。 ありがとうございました。
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今後のご参加を考えられている方、ご興味のある方に参考になると思いますので、どうぞご覧下さい。
次回は、2016年3月6日(日)13:30-14:15 子供クラス、15:00-16:30 大人クラス
渋谷区文化総合センター大和田 4階練習室3
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
よりどうぞ。