英国王立音楽検定 ABRSM お子様コース
詳細は、以下のページをご覧下さい。
ピアノ&英仏語 お子様&大人コース
ピアノと英語をご一緒に学んで頂けるコースです。
お子様-大人の生徒様のレベルとご要望に合わせて、教材をご用意します。勉強したい内容があれば、お気軽にご相談下さい。
内容 (1) 発音 (2) ネイティブのスピード (3) 文法 (4)コミュニケーション
●お子様 ABCからのレッスン
英語を聞き取り(耳)、イメージ(目)=発音(口)=意味(理解力)で総合的に理解し、語彙を増やしていきます。
ご自宅でもお母様と英語カルタで遊びながら英語に親しみます。
また、イギリスの小学校のベストセラーの教材を読み、想像力、読解力を高めます。
●英検対策 5級ー1級まで対応可能です。これまで、多くの生徒様が合格しています。ピアノの耳=英語のリスニングもよくでき、発音もとても綺麗になります。
また、教室内での挨拶や日常会話も英語で話し、会話力がUpし面接の練習にもなります。
オンラインレッスン
生徒様のご希望に応じて、チェンバロ・ピアノのオンラインレッスンもしております。
対面式のレッスンよりも、講師と合うレッスン日程がございましたら、フレキシブルに対応させて頂きます。
受講される方は、ネット環境(Wifiやマイク、カメラ)などを事前にご確認下さいますようお願い申し上げます。
主にスカイプでレッスンさせて頂きますが、Facetime、メッセンジャーなど講師と生徒様がご使用のアプリがある場合は、お使い頂けます。
お気軽にお問合せよりご連絡ください。
♪お子様コース ピアノ&英語 レッスン例
●小学1年生よりピアノ30分&英語15分のレッスンを続けてきたRちゃんは、小学5年生で見事英検5級に合格しました。早速4級の勉強を始めています。もともとシャイで声の小さかったRちゃんが、英語ができると自信を持つようになり夏のアメリカンスクールのキャンプへ行ったり、すらすらと中1レベルの英文も読み、書きできるよになった変化が素晴らしいと思います。
●帰国子女のHちゃんは、小4で英検2級(高校卒業レベル)に見事合格しました。海外生活から帰国して英語を使わないと忘れてしまい新しい単語を学ばないということで、ベストセラーのEnglish Grammer in useというイギリスの分厚い文法書を毎週学んでいます。面白いと毎週宿題もして新しい単語や熟語を増やしてきました。
●英語が苦手というHちゃんは、高校3年生の時見事クラスで1人だけ英検2級に合格しました。
発音を直すことや毎日の生活を英語で話せるように面接の特訓もしました。受験英語は沢山勉強したのに話せないということが、日本の英語教育ではしばしば目にします。実際に海外へ行ったり外国人と話す時に言葉が出てこないのでは、勿体ないですね。
その為、ネイテイブスピーカーが話しているCD(①ゆっくり②速いスピード)の長文をシャドーリーデイングし、和訳をした後に私が英語で内容について質問して英語で答えるという練習を1年以上続けました。その結果、英語の発音もとてもきれいになりその後、大学受験をして晴れて希望の薬学部へ入学してピアノも続けています。
●ピアニストを目指しているHちゃん
私がボストンで習ったピアノの恩師Victor Rosenbaumに英語でレッスンして頂き、ベートーベンのソナタ第3番を聞いて頂きました。音楽留学をしてまず必要とされるのは語学力です。いくらピアノが弾けても先生とコミュニケーションができなければ大きな時間をロスしますし、レッスン内容も十分に吸収できません。また、飛行機、家探し、コンクールを受ける時など自分で多くのことをオーガナイズしていかなければいけません。将来、国際的なピアニストとして羽ばたいていくのに必要な語学力を今から身に付けて頑張ってほしいと思います。
もともとはバッハを中心にピアノレッスンをしていましたが、中学校に入り英語のテストの点数が悪かったことから60分ピアノレッスンの半分を英語の勉強を一緒にすることになりました。すると、3カ月後には英語の勉強のコツを掴み次のテストでは40点以上Upしました。今までピアノの練習に一生懸命だった為、勉強にあまり時間を費やしてこなかったようです。音楽をする時には、脳、目、手足を同時に動かし非常に複雑なことを同時に行っている為、皆IQは高いと思います。
勉強ができないのではなく、勉強の仕方を知らなかっただけなのです。その1年以内に見事英検5,4,3級まで合格しました。まだ英作文や話すことに慣れていないので、3級の面接試験のために英会話を中心にレッスンをしていきます。
♪大人コース ピアノ&フランス語
大人の生徒様で、フランス語&ピアノレッスンをされている方は、 大学時代に学んだフランス語を復習しながら、パリへ行ってすぐに使用できる日常会話、メールの書き方、また仏検準3級、準2級に合格しました!
ピアノは、以前に弾いていたソナチネから復習し、指の力や自由な表現力を養っています。 また、小学校の生徒様は、学校でフランス語の授業を受けている為、ピアノレッスンへ来た時の挨拶やお天気をフランス語で話しています。少しでも、普段の生活に習った用語を使い、コミュニケーションをすることが、語学習得への近道です。
チェンバロメンテナンス
皆様こんにちは。
欧米では外出禁止令が5月まで続いており、日本全国でも緊急事態宣言が出されました。
一日も早く全世界が安心して生活できる状態になることを心より願っています。
さて、こんな時だからこそ、思い切ってできること!
そう、楽器のメンテナンスです。
これは、レッスン&コンサートがお休みの時しかできません。
恵比寿、ピアノ教室のピアノは両方とも3月に調律をして頂きました。
調律師の方より、冷暖房を使用する期間は狂うので使用していない期間に調律をした方が良いということで、春先にして頂きました。
グランドピアノの内部(ピアノはハンマーで弦を叩きます。モーツァルト時代は色々な種類のウサギの毛を使ったり、鹿の皮など色々な材質により音色が異なります。現在はフェルトを使用しています)
また、現在久我山のチェンバロをメンテナンス中です。
2段チェンバロの鍵盤の内部(チェンバロは、弦を爪の様なプラクトリウムという1-2ミリの部分で弾いて音を出します。お箏やハープに近い音色です。昔は鳥の羽を削って使用していました。現在はプラスチックで代用したり、昔ながらに鳥の羽を使用します)
かれこれ、パリからこのチェンバロと共に本帰国をしてから9年が経ちました。
楽器も日々使用するだけでなく、きちんと労わってあげないといけませんね。
ということで、鍵盤を全て出して1つ1つのキーや弦を弾くジャックをメンテナンスしています。
途方もなく時間がかかる作業ですが、良い音になることを願って!
チェンバロのタッチは、数ミリの差で音色が変わります。
弦を弾くのに必要な打鍵は上から3ミリ位でしょうか。ピアノよりも鍵盤が浅く、軽いため、指先の繊細な感覚が大変重要となります。
そして、そのタッチの伝達をより良くする為にメンテナンスを行ています。
どんな音に生まれ変わるのか楽しみです!
湯布院名物のJazz羊羹。チェンバロの鍵盤は白黒が反対ですね。
目標❕
皆様こんにちは。
今月の様に通常のレッスンと形態や日程が変わると、いつものリズムが崩れてしまいがちです。
レッスン回数が減ると、モチベーションも同様に減少してしまいます。その為に、お勧めの方法を3つご紹介いたします。
①練習ノートを書く
♪ 日頃、どの様に練習しているのかを自分で見つめるのに良い機会だと思います。これは、お子様だけでなく大人の方にもお勧めです。
そして、ノートの始めに目標を書くことも練習するモチベーションが上がりますね。次の発表会で弾きたい曲などを書いても良いでしょう。
お子様の場合は、練習時間と何の曲をどの様に練習したかだけでなく、ご自由に感想や難しい箇所、絵やシールを貼って、楽しいノートにしても良いですね。
多く書ければベストですが、あまり窮屈になってもいけないので練習した後に忘れないうちに書くのも良いでしょう。お母さまとこんなことをやった、あんなことをやった、これが弾けるようになったとお話ししながら書くのも良いでしょう。
練習ノートを続けた生徒は、3カ月、半年、1年後には確実に意識が変わって、自己分析ができるようになってきます。これは、ピアノだけでなく勉強や生活を自分で管理する能力として他にも生かせると思います。練習を能率よくすることは、限られた時間をオーガナイズすることがポイントで、不思議とお子様もだらだらとした練習でなく、ポイントを効率よく練習することの意味を理解し始めます。
恵比寿教室の三好先生が、可愛らしい練習表を作って下さいました。1日1曲弾いたら、スタンプ、シール、●で印をつけましょう!
5月のレッスンの時に見せて頂けると、1か月ご自宅でどの様に練習をされていたのかが分かります。
②目標を立てる
その対策として、1か月後の5月に向けて目標を立てるとメリハリができて良いと思います。
これは、どんな目標でも良いと思います。
♪ 今練習している曲を両手で最後まで弾けるようにする!
♪ 暗譜する!
♪ 憧れの曲の譜読みを始める!などなど。
自分にとって、ちょっと先の頑張ったらできそうな目標を立てることが大事です。
お子様の場合は、お母様とお話をして目標を一緒に立てて、ノートか紙に書いてピアノの横に貼っておくと良いでしょう。
私もコンサート前に練習する曲目を楽器の横に貼って練習します。
恵比寿教室の三好先生が、可愛らしい目標プラン表を作って下さいました。毎日、夏まで、冬まで、1年目の目標、弾きたい曲などを書くとやる気が沸きますね。
♪♪
③レッスンの曜日に家族の前で弾く
レッスンがない場合でも、通常のピアノレッスンと同じ曜日にご家族の前で弾いてみると1週間のリズムがついて良いと思います。
お母様と一緒にご自宅で進めて頂くことで、きちんと上達します。大事なことは、定期的に緊張感を持ってピアノに向かうことです。
是非、ご自宅でご一緒にやってみて下さい。
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大人の方は、携帯などで自分の演奏を録音をして客観的に聞くことも、とても良い勉強になります。
人前で弾くときは私もいつもします。そうして、自分で自分にダメ出しをすることで、日々改善する課題が見えてきます。
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ご自宅での練習方法
皆様こんにちは。
ご自宅での練習方法など参考にして頂ければと思います。
また、レッスン以外でも弾いている曲に関して何かご質問があれば、いつでもメールなどでご連絡を頂ければ、フォロー致します。
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1人で練習していると、知らない間に陥ってしまうことがいくつかあります。
これは、誰にでも当てはまることです。
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①譜読みのミス
特に新曲を譜読みしている場合は、音の臨時記号に注意しましょう。(♯シャープやbフラット、ナチュラル) また、リズムを確認してみましょう。
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→改善方法:
譜読みをして「何となく変な音」と感じる箇所は調号、♯やbをつけ忘れていたり、違う音になっていることが多いです。変?と感じる本能は大体当たっています。弾いている調性と違う音がすると、調和していないからです。
もう一度、気を付けて片手ずつ声に出して読み、鍵盤で確認をしましょう。声に出すことでより認識が高まり、弾く直前に気を付けるようになります。
♪♪
リズムが分からない時→ピアノを弾く前にまず手で叩いてみましょう。
お子様で良く多いパターンは、弾いているうちに何拍目か分からなくなっていると、知らない間にテンポもゆっくりになっています。
拍が取れる=テンポが安定します。
①3拍子であれば、1、2,3を数えながら手でリズムたたきをしてみましょう。
②できたら、同じく数えながら片手で弾いてみましょう。なかなか、始めから両手で数えながら弾くことは難しいです。
数えて弾ければ、テンポも安定してきますし、できないところが明確になります。その部分だけ3回できるまで練習しましょう。
ピアノと同時にソルフェージュ(歌やリズム叩き、初見)は大変重要です。私は、桐朋学園の音楽教室で小1-大学4年まで15年間ソルフェージュと和声を勉強しました。これは楽器を演奏する為に、大変重要な基礎力だからです。
フランスの子供達はピアノやギターを勉強したくても、楽器に触る前に2年間みっちりソルフェージュと和声を勉強します。これは、国が指定しているカリキュラムです。その為、ピアノを初めて弾く頃には、リズムも譜読みも一人である程度できる中級レベルなので、理解力と上達も早いです。
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②テンポ
弾ける所と難しい所の早さが異なったりしますが、自分ではなかなか気がつくのが難しいです。
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→改善方法:
全体を通して安定して弾けるテンポをメトロノームで決めます。
早すぎる所はメトロノームに合わせてゆったりと、まだ速く弾けない箇所は片手ずつメトロノームをゆっくりのテンポから目標設定したテンポまで少しずつ上げて
「片手ずつ」練習。
まず、きちんと片手が弾けなければ「両手」でテンポで弾けません。
片手ずつ3回通して弾けたら、両手で3回ずつ弾けるかやってみましょう。
皆、早く弾けるようになりたい気持ちから、いきなり両手で弾いていることが多いようですが、これは2人3脚と同じような状態です。ある程度は弾けるようになっても、より上達する為にはピアニストも片手ずつ部分練習をしています。
♪♪
また、弾きにくい箇所は片手ずつ「リズム練習」をすると短時間で上手になります。1日1個違うリズムで練習した後に普通に弾いてみると、不思議にスラスラと弾けるようになります!
♪♪
③装飾の入れ方
トリルをどの様に弾けば良いの?
バロック時代の曲(バッハやメヌエットなどの古典舞曲、プレ・インベンション、チェンバロの曲など)や古典派(ソナチネ、ソナタ)、またロマン派(シューマン、ショパンなどにより美しくする為に、多くのトリルが書かれています。
なかなか、始めは難しいですね。
お子様の場合は、先生に聞いてください。分からない場合は、トリルなしでまず弾けるように練習してみましょう。
高学年や大人の方は、作曲家の装飾表がある場合は、確認してみましょう。自分でトリルを理解して弾けるようになると良いですね。
また、トリルの弾き方が合っていても、両手で弾くのが難しかったり、知らない間にテンポが落ちてしまうことがあります。
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改善方法:→
トリルを洋服に例えると「リボンやキラっと光る飾り」のようです。
改善するには、まずトリルなしで弾くこと。元の音の長さを良く覚えて下さい。トリルを付けても元の音の長さは変わりませんので、きちんと何の音にトリルが付いているのかを常に認識することが大事です。
私のパリのチェンバロの恩師、クリストフ・ルセがいつも仰っていたのは、
トリルなし→あり→なし→あり
でいつも練習すること。
そうすれば、弾けるようになるよと。
皆様もヒントになることがあれば、是非、試してみて下さいね。