皆様こんにちは。芸術の秋ですね。
朗報が続いております。 1年前よりチェンバロレッスンにお越し頂いている佐藤大介さんが、見事チェンバロプレジャーにてグランプリを受賞致しました。 おめでとうございます!
チェンバロプレジャーは神保町三井ビルディングで毎年行われているアマチュア向けのコンクールです。 http://www.jinbochomitsui.com/event/ 佐藤様は、幼少の頃より本格的にピアノを学びコンクールも受けられたそうですが、その後、慶応大学を卒業なさり現在はIT系のお仕事をされています。
今年5月のピアノ発表会では、親子連弾で坂本龍一の素敵な曲を演奏して下さいました。
チェンバロを熱心に通われ、お仕事でお忙しい中週末に練習なさり、見事グランプリに輝かれました。 もともと素晴らしい音楽性をお持ちで、5月にイタリア・ローマから来日されたオルハン・メメッド氏にもチェンバロレッスンを受け、本格的にチェンバロを習得したいならば、ピアノはしばらく弾かずに専念すべきとアドバイスを頂きました。 その後、益々真剣に取り組まれていらっしゃいます。
桐朋学園大学付属子供の為の音楽教室、仙川本校へ通うご長男の佐藤春空君(はるあき)君(小4)もご一緒にインベンションのチェンバロレッスンへご家族でお見えになりました。
春空君は、ピアノとヴァイオリン、オーケストラ、聴音、ソルフェージュを桐朋で学んでいて、今後がとても楽しみです。 今回は、春空君も見事にチェンバロプレジャー子供部門で特別賞を頂いたそうで、親子でのダブル受賞となりました。
本当におめでとうございます。 今後の、親子でのご活躍を楽しみにしています。
2018年4月より毎週京都の同志社女子大学にてチェンバロ副科レッスン並びに、講義を3つ担当させて頂いています。
ピアノ科生徒向けに、クラヴィコード、チェンバロの歴史を辿り、実際にバッハの作品などを授業で演奏して貰い公開レッスン形式で進めています。
皆様からよく聞かれる疑問点
《ピアノとチェンバロの違いとは?》
●ペダル⇒ペダルなしでどの様に和声感を表現するの?
●音量⇒cresc. dim. Forte pianoはチェンバロでどの様に表現するの?
バッハをピアノで演奏する際に、チェンバロを真似して1音1音スタッカートで弾く演奏が見受けられます。
しかし、果たしてピアノで演奏する際に最も美しい演奏法なのでしょうか?
チェンバロでは、強弱が同じ鍵盤では変化できないため、重要な音の前にアーテイキュレーションを入れることによって、強調します。しかし、ピアノで演奏する時には、ピアノが最も美しく響く表現方法が適しているのではないでしょうか。
私自身、以前にピアノ発表会でイタリア協奏曲を講師演奏で演奏させて頂きました。その際チェンバロで弾く時と、ピアノで弾く時は自然に楽器が異なる為、奏法も異なります。
また、チェンバロを演奏する為にはきちんと楽譜を分析して、演奏前にアーテイキュレーションなどを決めます。その為、より表現が明確になり同じ曲をピアノで演奏する際にも和声感や分析力が身に付きます。
私がピアニストだった頃は、どうしてもメロデイーの旋律ばかり追う《耳》でした。譜読みの時も右手ばかり目に入ってきます。しかし、チェンバロを勉強し始めてからはバス(低音)から和声を一瞬で読んでいく目と耳に変化しました。これにより、譜読みも早くなりますし、演奏に和声の色が自然に反映されるようになりました。
6月1日(パルテイータの演奏会では、チェンバロを演奏し、アンコールでは、サプライズでゴルトベルク変奏曲をベーゼンドルファーで演奏させて頂きました)
●3拍子の時は、どの様に強拍を強く、そして3拍目を弱く表現するのでしょうか?
その様な、チェンバロのテクニックをレッスンでお伝えします。
チェンバロの奏法や間の取り方を身に付けると、ピアノの表現方法もより幅が広くなります。
これは、この5年間ピアノの生徒のバッハをレッスンしている時に、15分ほどチェンバロで弾いて貰い、最後にピアノで戻って演奏して貰うと圧倒的に上手になることから実感しています。
チェンバロを少しでも弾いてみると不思議なことに音色が透き通り、より繊細な表現が身に付きます。
指先の2-3ミリの感覚と音の発音や響きをより聞く「耳」も敏感になるのです。
ピアノの先生やピアニストの方、バロック音楽を再度勉強し直してみたい方もレッスンさせて頂いております。
ご興味のある方はお気軽にお問合せ、また体験レッスンよりお申込み下さい。
昨年度より在日フランス人協会の依頼により東京在住のフランス人向けにピアノレッスン水・土曜日に恵比寿教室で行っております。現在、生徒の増加に伴い新しく市川高嶺(いちかわ たかね)先生を11月よりお迎えすることになりました。
市川先生は、私と小学生時代から桐朋学園大学子供の為の音楽教室―桐朋音楽大学ピアノ科卒業と、パリ留学中にもご一緒でした。とても素晴らしい講師&ピアニストであり、国際コンクールの審査員などもなさっていらっしゃいます。また、明るく前向きな性格で趣味のスキー&登山では三浦雄一郎さんの仲間と一緒に富士山へ登って滑って降りてくる(!!)偉業も成し遂げてしまいます。先週は標高2,000mの山小屋でコンサートをなさいました。
Kay Music Academyでは、様々なプロの音楽家からレッスンを受けて一流の音楽教育を皆様に体験して頂きたいと願っております。
来年2月3日(日)に開催予定のピアノ発表会(渋谷:ラトリエAPC)は、フランス人の生徒も参加予定で国際的な雰囲気をお楽しみ頂けると思います。生徒の皆様の交流会にもなれば大変嬉しく思います。
どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。
市川 高嶺(いちかわ たかね/ピアノ)
恵比寿教室:土曜日担当(日仏語レッスン)
3歳よりピアノを始める。桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学、同研究科を修了後、パリ・エコール・ノルマ音楽院へ留学。ピアノ、室内楽において高等演奏家ディプロムを取得、同時にスイスのベルン高等音楽院で1年間研鑽を積む。UFAM国際音楽コンクール室内楽部門第1位、第5回全日本彩明ムジカコンコルソ最高位、東京国際芸術協会新人演奏会オーディション合格。フランスの音楽祭、シャトーなどでのコンサートに出演。帰国後大阪・東京でリサイタルを開催。ザルツブルガー・ゾリステン、ワルシャワ・フィル・コンサートマスターズと共演、ポーランド・シレジアフィルハーモニー管弦楽団とシューマンのピアノ協奏曲を共演、好評を博す。2018年、東京文化会館にてリサイタルを開催。これまでに、アラン・ムニエ(Vc)、フランソワ・ソゾー(Cl)、ミルトン・マシャドリ(Cb)、二宮和子(Cl)、林峰男(Vc)などの各氏と共演。2012年ヴォイオリニスト山崎えりかとのDuo(デュオ) la(ラ)Butte(ビュット)を結成し東京、名古屋にてデビューコンサートを行う。2016年には、ヴァイオリニスト宮澤さやかとネパール・カトマンズにてコンサートを行い、近年は趣味の登山から山小屋などでのコンサートにも積極的に取り組む。ピアノを鍵岡眞知子、有賀和子、アンドレ・ゴログなどの各氏に師事。現在、ショパン国際ピアノコンクールin ASIAなどの審査員を務め、伴奏・室内楽で活躍する傍ら、後進の指導にも力を注ぐ。公益財団法人日本ピアノ教育連盟会員。
朗報が続いています。
恵比寿教室で山田先生とお勉強している岩屋佳那ちゃんが、見事ブルグミューラーコンクールで努力賞を受賞しました。
とても頑張り屋さんで真面目にレッスンを続けている佳那ちゃん、お母様とご一緒に良い目標としてこの数か月頑張ってきました。
初めてのコンクールで見事に成果が出て本当に良かったと思います。
これからも、色々な曲を弾いてさらにピアノを楽しんで頂きたいと思います。
おめでとうございます!
10/8(月)に行われた大阪国際コンクール:アーリーミュージック部門で、見事にチェンバロを勉強なさっている山本明日美さんがエスポワール賞に輝きました。
おめでとうございます!
チェンバロレッスンにいらして数年が経っていますが、山本さんは普段は会社勤務をなさっている中、レッスンを続々けられています。 昨年に引き続き今年の夏には私が留学したアムステルダム音楽院の夏期講習にご参加なさり、意欲的にチェンバロに取り組まれています。 この夏はユトレフト古楽祭でもアンサンブルの一員として演奏されました。
大阪国際コンクールの課題曲は自由曲で、 山本さんご自身が初めてダングルベール「アルミッドのパッサカリア」に取り組みたいということで春から始めました。 私自身、山梨の古楽コンクールで課題曲になった曲で、弾いても弾いても分からない。。。と最後まで練習していた思い出の曲です。
大変美しいフランスバロック音楽ならではの魅力の曲ですが、装飾音が沢山多く演奏するのは熟練の技が必要です。 これまでの努力が1つの形として認められる、本当に良かったと思います。 これを励みに更に色々な曲に取り組んでいって頂きたいと思います。
皆様こんにちは。これから益々秋も深まってまいりますね。
この度、チェンバリストの大先輩の曽根麻矢子さん主催の通奏低音講座をご一緒にさせて頂くことになりました。
通奏低音を学び、学ぶだけではなく、実際にトラヴェルソやガンバと共にアンサンブルを経験できる貴重なこの機会。是非参加してみませんか?
アンサンブルを通じ、チェンバロのもつ奥深さ、彩り溢れる表現も学べることと思います。最終日の発表会は、完成形を披露する!!というよりはむしろ、受講者様を囲み、お互いに成果を演奏する‥といった趣旨のものになるかと思います。
ご参加を心よりお待ちしております。
《通奏低音講座(全6回)【入門・初級・中級】
~基礎演習と実践〈トラヴェルソとガンバと共に〉~》
【内容】
全6回のレッスンを通して、J-F.ダンドリューの教本での基礎演習、
J-M.オトテールのトラヴェルソのための組曲での実践を通して、通奏低音の基本を身につけます。
※初級の方には、お申込み時点で、こちらで用意した教材のデータをお渡しし、
第1回目10/27(土)までの宿題をお伝えいたします。
●講座日程(全6回レッスン)
①10/27(土)
②日程未定
③11/24(土)
④12/8(土)
⑤12/15(土)
⑥12/22(土)発表会
※時間は、全回10:00~17:00枠内を予定しておりますが、参加人数により、枠内での開始時間や終了時間の変動があります。
午前中は、ダンドリウの演習をグループレッスン。午後は各生徒に担当して貰うオットテールのレッスンを行う予定です。
※①~⑤のいずれも、欠席の場合は補講が必須となります。
※②のみ、日程調整後に別会場でのレッスンとなります。
●会場
松本記念音楽迎賓館(東京都世田谷区岡本2-32-15)
●受講料
①~③10.000円(各回毎)
(個人レッスン
初級:植山けい
中級以上 曽根麻矢子
④~⑤15.000円(各回毎)
(トラヴェルソとガンバとのアンサンブルレッスン/曽根麻矢子)
⑥発表会7.000円(参加費として)
●お申込み
03-3709-5951 (松本記念音楽迎賓館)
※申込み締切日:10/22(月)
※受講申込みの際は、
お名前とお電話番号、「通奏低音講座受講希望」とお伝えください。
松本記念音楽迎賓館へのアクセスはこちらをご覧ください。
●成城学園前または二子多摩川園前よりバス
http://ongakugeihinkan.jp/access/