4カ国からの生徒達
新たな「令和」の時代の幕開けとなりました。
気持ちを新たに、良い時代になることを心より願っています。
現在、恵比寿教室には東京在住の国際色豊かな生徒達がレッスンを受けています。
イギリス、フランス、イタリア、そして日本の家庭で育っている子供達です。
恵比寿教室の講師5名とも3カ国語(日仏英語)でレッスンに対応可能です。
全員が各国で幼少を過ごしたり留学経験をしています。
こうして恵比寿でも多くの国籍やバックグラウンドを持つ生徒に出会えることに感謝です。
日々、英語、フランス語を使って生徒達とコミュニケーションをさせて頂いています。語学は使うことが上達の秘訣ですので、私も日々勉強です。
外国人の生徒と日本人の生徒がレッスンで会う時は、簡単な挨拶をBonjour, Hello,こんにちは などお話しするだけで、お友達になっていきます。
日本人の生徒にとっても初めて自分で英語を話す機会になったり、外国人のお友達ができたり、相手が日本語を話してくれてびっくりしたり!
生きたコミュニケーションを音楽と共に楽しんで頂きたいと思っています。そんなアットホームな雰囲気です。
生徒達はとてもバラエテイ豊かです。
①11才のフランス人学校へ通うMちゃんはイタリア人のご両親だけれどパリ在住経験があり、フランス語を忘れないためにもフランス語でレッスンを受けています。ご両親とお会いする時は、片言のイタリア語でBuongiorno!と伝えるだけで、自然に笑顔になります。イタリア語の音がとても明るいからです。
②15歳のアメリカンスクールへ行くMちゃんは、ご両親はフランス人ですが生まれも育ちもアメリカだったので、完璧なバイリンガルで日本語も可愛らしい発音で話してくれます。
③12歳のインターナショナルスクールへ行くMちゃんのお母様はイギリス人、お父様はフランス人なので、英仏のバイリンガルでパリに住んでいました。レッスンは英仏どちらでも大丈夫です。発表会では、15才のMちゃんと一緒にショパンの編曲を連弾してお友達も増えてご家族皆とても喜ばれていました。
③10歳のT君は恥ずかしがり屋です。いつもカンガルーのぬいぐるみを持って来て、質問をするとカンガルーと一緒に答えてくれたりします。
以前は中国に住んでいた為、トンプソンの楽譜が何と中国語でびっくり!勿論、音符は世界共通でほっとしました。
④兄弟のB君(8才)とM君(11才)はフランス人らしい雰囲気で、お父様がピアノを弾かれるということで初回には沢山の楽譜を持って来て下さいました。発表会では2人とも頑張って人前で演奏して良い思い出になったようです。
④10歳の双子の姉妹のJちゃんとCちゃんはフランス人学校へ通っていて、とても仲良く、練習しています。
フランスでピアノを習うとパリ市のコンセルヴァトワールはまず始めに2年間ソルフェージュを勉強するそうです。残念ながら、それが嫌になってピアノのレッスンを始める前に辞めてしまう子もいるそうですが、この姉妹は頑張ってソルフェージュをきちんと受けたので、リズムや譜読みが早く良いペースでレッスンが進んでいます。
お父様は、クレープ屋さん!出張でフランス大使館で300枚を2時間で焼いたり、お手製の塩キャラメルを作っているというので早速注文をしたら、とても美味しく講師全員絶賛でした!
♪ 褒め育て!
また、お子様のサポートの仕方が皆それぞれ違って勉強になります。
例えば、Mちゃんは発表会の2週間前にまだMozartのメヌエットの左手を譜読みしていなくてびっくり仰天!本人はあまり焦っていない様子。。。
そして、翌週はまさかのインフルエンザでお休み・・・・
ハラハラしながら見守っていました。
左手が抜けたままレッスンの最後に演奏したところ、ご両親は「Bravo!!」と勇気付けて、本人も嬉しそう。
発表会当日はとても素敵なレースのドレスに包まれ、「暗譜で弾く」と直前に決めたそう。
一体どうなることかと思っていましたが、本番は最高の演奏でした!
褒め育てるタイプなんですね。そして伸びる。
きらきら星変奏曲が仕上がった生徒さんにチェンバロ体験!モーツァルトも幼少期はチェンバロを弾いていました。
私自身、アメリカのボストン留学中の恩師はそうでした。
誰とも比べずに音楽だけを見て、分析やフレーズ、和声などを事細かに教えてくれました。
今まで見ていた楽譜がまるで3Dの様に立体的に見えてくるのでした。20年近く見てきた楽譜が全然違って見える!それは驚きでした。
大雪で埋もれた日も何のその、深夜まで先生の20台も楽器のあるスタジオに入り浸って練習をしていました。
講師一同も、生徒やご両親の見守り方から多くの事を学び、また更にレッスン内容の向上に努めております。
一人一人に合った充実したレッスンを提供できるよう、講師ミーテイングを定期的に行い、様々な指導法や楽譜、教本の情報交換をすることで、より質の高いレッスンを目指しております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。