皆様、こんにちは。
フランスのアルプスでのコンサートが無事に終了致しました。
パリから高速列車TGVで4時間、その後、30分山を車で右往左往しながら標高1800mのLes Karellis【レ・カレリス】という村まで上がっていきます。
冬は、目の前にスキーのゲレンデがある場所で、スキーファンには最高の絶景の中でパウダースノーを満喫できる場所です。
夏の間は、音楽祭などが開催され、世界中から多くの音楽家が集まってきます。
標高1600m-2130mまでのリフト。
今回のコンサートは、毎年6月に東京フォーラムで行われる【ラ・フォルジュルネ祭】でもお馴染みのトリオ・ワンデラーのメンバーである、ヴァイオリン:ジャンマルク・フィリップ、チェロ:ラファエル・ピドウーと共に、パスカル・ジョパールのガンバとチェロを加えて、様々な室内楽曲を演奏しました。
ガンバのソロ、チェロソロ、チェロ2台、バッハのヴァイオリンソナタ、チェンバロソロ、チェロソナタを演奏しました。
山のホテルから会場の教会まで、ドライブでも1時間、歩いて2時間(同じ山の裏側なので、歩いて来た方たちもいました)で、21時からコンサートを開始しましたが、多くのお客様がいらっしゃり、心が暖まりました。
到着した夜は、大変寒くダウンジャケットにロングブーツを履いている方も居て、30度近いパリから来た私はびっくり!
幸い、コンサート当日は青空が広がり、アルプス山脈の絶景を見ながら少しお散歩もできました。ロバに乗る女の子を見て、【アルプスの少女ハイジ】を思い出しました。
パリ国立高等音楽院のヴァイオリンの教授など、多くの優秀な音楽家が集まり、1日レッスン、夜は毎日のようにコンサートを村の教会で行い、自然と音楽に満ち溢れた、素晴らしい環境でした。
コンサートで使用したチェンバロも、当日まで知らないので、いつもドキドキですが、シャンベリー出身のドミニクという、パリでもなかなか見ない繊細なタッチの素晴らしい楽器で、ソロ演奏も集中できました。
リハーサル中
レオンハルトも3回コンサートをしたそうで、パリ国立高等音楽院チェンバロ科教授のオリビエ・ボモン氏がチェンバロのお披露目コンサートをしたそうです。
無事に終了してパリへ戻り、いよいよ東京へ帰国し、レッスンを再開します。