皆様、こんにちは。
新しく、久我山でチェンバロ・公開レッスンを行います。
2月は嬉しいことに小学5年生の男の子(フランス組曲)と女の子(インベンション)&お母さま(平均律)をチェンバロで初めて演奏して下さいました。
●第2回 チェンバロ公開レッスン
3/21(土)14:00-16:00
14-15:00は予約済ですが、15:00からお時間ございます。
場所:有松スタジオ
(京王井の頭線:久我山駅より徒歩10分)
杉並区久我山3-39-16
これは、できるだけ多くの方にチェンバロを体験して頂きたいという想いから、気軽に弾ける機会を作りました。
画面↓下のフォームよりお申込み頂けます。
●チェンバロを弾いてみたい方
●ピアノでバロック音楽を弾いているけれど、より詳しく知りたい方
●ピアノを習っている小学生~大人の方
●ピアノ講師
開場は、久我山にある有松スタジオになります。
有松スタジオにて
私自身、ピアノを習っていた小学生の頃より、「古典舞曲集」や「プレインベンション」、「インベンション」、バッハの「フランス組曲」や「イギリス組曲」「平均律」などを学んできました。
桐朋音高・音大のピアノ科の時は、バッハは真面目というイメージでした。
しかし、大学を卒業後にアメリカでピアノを学ぶと同時に副科でジャズの即興とチェンバロを始めました。目から鱗でした。
ジャズの自由さにも驚きましたが、チェンバロのレッスンで、今まで知らなかった色々なバロック音楽を紹介して貰い、楽譜の読み方が根底から覆されました。
楽譜から、何を読み取るのか?
拍子や調性の特色は?
この曲は舞曲の様式なのか?
それまでは、先生に言われた通りに弾くことばかり考えていましたが、チェンバロに出会い歴史的背景やどの様な時代に書かれたのか、他の作曲家からの影響や、どの様な様式が当時盛んだったのか、色々と調べるようになりました。
パリ・サルコルトー
作曲家が残してくれた楽譜は、手紙のように貴重な資料です。
そこから何を読み解くのか。
終わりのない謎なぞのようですが、出来る限り作曲家の見地に近ずきたいと思います。
一生かけても作曲家と同じ深い読み方に到達するか分かりませんが、それが音楽の面白さでもあると思います。
チェンバロのタッチはピアノよりも軽いのでお子様でもメヌエットなど楽しんで弾いて頂けます。
日本では、まだまだチェンバロに触れる機会が少ないです。
フランスでは、8才から市の音楽教室でピアノと並びチェンバロも選択することができます。
その為、フランスでは多くの優秀なチェンバリスト(フランスではクラヴにストと言います)が活躍しています。
レッスンは、3つの時間よりお選び頂けます。
30分(お子様や短い曲)3,000円
45分(本格的に学びたい方)4,500円
60分(フランス組曲など曲数が多い場合)6,000円
ご質問などあれば、お気軽にご連絡下さい。
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皆様、発表会が終わりほっとしたのではないでしょうか。
発表会の写真ができました!
第1部はフランス人と日本人合同の部でした。
第2部
第3部
昨日、日仏合同のピアノ発表会が無事に終わりました。
ご参加頂いた生徒の皆様ありがとうございました。
今回は、久我山教室、恵比寿教室と神楽坂でフランス人レッスンをして頂いている倉地恵子先生のお教室と合同で30名行いました。
恵比寿教室から見える向かいの日仏会館ホールで初めて行いましたが、素晴らしいベヒシュタインのグランドのある150名入るホールです。
日本語&フランス語のプログラムを作成しました。
恵比寿近辺の生徒は家からドレスのまま徒歩で来れたようです。
ベヒシュタインのピアノは深みのある低音と美しい高音でバランスが良く、1部から3部まで3時間以上のプログラムでしたが、心地良かったです。
講師4名の皆様のお陰で、前回よりも生徒が更に上達し、初参加の生徒さんも素晴らしい演奏で新たな刺激を受けたようです。
1週間前に公開リハーサルも兼ねてサロンコンサートを渋谷の区民センターで行いました。
お辞儀の良い練習にもなりましたし、突然暗譜が飛んだり、色々なハプニングも!
しかし、発表会は皆その経験を生かして最後の追い込み練習?!の成果が出て磨きがかかっていました。
発表会のプレゼントは楽器のモチーフの和三盆を香川県より取り寄せました。可愛くておいしいです!
2/2日(日)に渋谷区大和田文化総合センターの大練習室にてピアノのサロンコンサートを行いました。
発表会当日は十分なリハーサル時間が取れないため、公開リハーサルの場として行いました。
皆さん、この数か月新曲に取り組み最後の仕上げですね。
一生懸命練習をしているのがよく分かりました。
また、昨年のピアノ発表会よりも難しい曲をよく弾いている姿を見ると、1年の成長がよく見えます。
親子や姉妹連弾も多く、ご家族でピアノを楽しむ姿はとても微笑ましいですね。
今回初めて参加するフランス人、日本人の生徒がいましたので、皆さまにもご紹介をさせて頂きました。
サロンコンサートは発表会よりもアットホームな雰囲気で音楽を楽しめると思います。
緊張すると、色々なことが起きます!
普段はスラスラと弾けるのに、突然頭の中が真っ白になったり(!!)
暗譜が心配だった生徒さんは、よく集中して弾けたり
緊張して手足が震えてしまうこともあります。
しかし、本番前はできるだけ多く人前で弾いて、思いもかけない箇所を失敗したりしますが、その都度、細かい練習をしていけば完成度は高くなっていきます。
講師の私たちも幼少の頃から、舞台でのミスは数え切れません。
例え、弾いているときにミスが気になっても、最後の音を弾くまでは絶対に諦めないことが大事です。
そして、いつも通りに弾ける!と自分を信じること。
それが【自信】だと思います。
舞台の上ではたった一人です。
その中でいつも通りに演奏するのは【練習】の積み重ねこそが、【心の安心】と【自信】に結びつきます。
私は、演奏中に何があっても最後の音まで集中するよう努めています。
それは、まるで筏につかまって何があろうとも岸へたどり着くような心境かもしれません。
少しでも【うまくいったな】なんて思った瞬間に間違えたりして、何度となく反省をしてきました。
心の隙は油断大敵です。舞台の上では何があるか分かりません。
100%準備をしたとしても、緊張して舞台の上で80%出せれば良い方だと思います。
少しのミスがあっても、自分の表現したいことを存分に出せれば達成感があります。
しかし、ミスが気になり連鎖が起きたりして、普段の力を発揮できないと残念ですね。
余計なことは考えずに、いつも通り目の前にある音に集中し、フレーズを心の中で歌うこと。
暗譜やテンポが速くなり、心配になってきた時は、必ず左手のバス(低音)をよく聞くようにしています。
歩く為に足がないと歩けないように、ピアノも左手のバスと和音が音楽を支えています。
ついつい右手の忙しいパッセージに気を取られがちですが、左手だけ暗譜で通せるようにしておけば、とても安心して弾けます。
是非、試してみて下さい。
今回のピアノ発表会では、恒例の講師演奏もあります。
久我山教室の私の植山と恵比寿教室の三好先生は連弾でバッハを、
同じ恵比寿教室の市川先生は今年生誕250周年のベートーベンを、染矢先生はドビュッシーを、
そして神楽坂教室の倉地先生はラベルを演奏させて頂きます。
皆様にとって、素敵な発表会となりますよう講師一同しっかりとサポートをさせて頂きます。
今年は素敵なプレゼントもご用意していますのでお楽しみに!