Kay Music Academy

〜子供から大人のためのピアノとチェンバロレッスン〜

練習ノート その1【小3・T君】 ゴールはドラエモンの腹巻!

皆様こんにちは。植山です。

いよいよ、桜が開花し来週頃に満開ということで、今からウキウキしています。

今月末にヴァイオリンのコンクールを受ける小学2年生のT君は、とても才能あふれるヴァイオリニストです。

しかし、感覚で演奏していることが多い為、「音程が取れない、リズムがわからない」ということで、ソルフェージュのレッスンを約1年前よりしています。

とても気まぐれで、寝っこりながら「ヴァイオリニストになりたーい」と家で言っているようですが、寝てたらなれないよ^_^と、ムラのある練習をどうにか楽しくできないか?と思い、「練習すごろく」を始めました。以前にもご紹介しましたが、ルールは簡単です。練習したら1コマ進む。さぼったら3コマ戻る。

 

T君が練習日記と一緒に、自分で作った【ドラエモンの練習帳】を見せてくれました。

何と、ゴールは【腹巻】!!ドラエモンは、腹巻が欲しいとは知りませんでした。

 

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この練習帳のお蔭で、T君は毎日欠かさず1時間練習をしています。
レッスンに来た日は朝の練習をして、まだ夜の練習をしていないので、半分だけ塗りつぶしてありました。

 

T君は、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲を練習中。
ピアノとの伴奏合わせにも慣れ、暗譜で人前で弾くのも大丈夫そうですが、最後まで音程やリズムは油断ができません。

【効果的な練習】

本番前だからこそ、初心に戻ってゆっくりなテンポで1音1音大事に弾く。

特に装飾音や16分音符など、早い音符は大きなホールで演奏すると聞こえにくい為、はっきりと、口で歌いながら練習すると効果的です。

他のピアノ&チェンバロのレッスンでも、メロデイーを歌いながら弾いたり、左手を弾いて右手を歌ったりします。
それができなければ、きちんと各声部を聞こえていないということです。

大人のチェンバロレッスンでも、3声など複雑な曲は、バスや内声をよく聞くために、バスを下鍵盤で弾き、内声を上鍵盤で弾いてみたりします。

すると、耳の中で声部が分かれて良く聞こえてきます。弾いている本人が聞こえなければ、誰にも聞こえないのです。

また、通す練習ばかりしていると、細かい部分が雑になります。

本番前は通す練習も大事なので、1日1回は通した方が良いですが、その時にきちんと自分の弱い部分、苦手な部分を把握することが重要です。

通した後に、それらの箇所を丁寧にゆっくり練習することで、本番は気持ちよくテンポ通りに演奏できます。お子さんの場合は、辛抱強い練習が苦手なことが多いので、レッスンで一緒に細かく練習していきます。その重要さを認識すれば、少しずつ自分でも質の良い練習をしていきます。

5分でも、1か所を丁寧に練習する方が効果的に上達することができます。

 

【ハーモニー・和音】

横の流れのメロディーだけでなく、同時に和声(ハーモニー)がよく理解できているかも、とても重要です。
ハーモニーが分かっていないで、ただ速く弾いていても、綺麗に音は響かないのです。

不思議や不思議!ハーモニーは音楽の大黒柱なのです。これは、バロック、クラシック、ジャズ、ポピュラーも全て同じです。

 

ドミソ、ソシレの和音が頭の中で鳴っていて、その中でメロデイーを弾くと、まとまりが良くきれいに響き合います。

これは、小学生から大人の方まで、一貫して重要なポイントです。

T君は、本格的に音楽家になる道へ進む為、早くからハーモニーにも慣れ親しんでいた方が良いと思いました。

例えば、レッスンでは8小節のメロデイーを、何の和音で組み立てられているのかを分析していきます。

ドミソは赤ソシレは青など和音を色分けしていきます。

すると、とても興味を示し、【音楽はこうやってできているの?】と目を輝かせています。
これは、凄い!と思いました。なかなか、小学生で和声に興味を持つ子は少ないからです。

そして、T君の弾いているヴァイオリンの練習曲、モーツァルトなども、全てこの【ハーモニー】が家の木組みの様になっていて、
綺麗なメロデイーなどが飾られていると説明すると、面白がっている様子。

和音が頭の中で鳴ってくると、その和声の音が出てくるメロディーを弾く時にも、音程が取れ始めます。ヴァイオリンは、ピアノの様に調律されておらず、弾く瞬間に自分で音を作る、音程を取らないといけないので、とても難しいのです

また、音程も勉強をし、ソーファ# 短2度(狭い2度)、 と、ソーファ-ソ 長2度(広い2度)の違いを理解することで、音程も改善されてきました。

聴音もやってみると、すぐに3和音(ドミソやドファラ、それらの展開形)もすぐに鍵盤を見ないで聞き取れることが分かり、【耳は良い】のです。

では、なぜ音程が悪かったのか。
リズムが数えれなかったのか

それは、単純に知らなかっただけなのです

 

【才能とは?】

T君の中には、これから広がっていく大きな才能を感じます。
本番にも強く、いつも以上に力を発揮できる度胸があります。

そして、根本的に音楽がとても好きで、興味があるということ

 

もし、本人が音楽を好きでないなら、辞めても良いと思います。しかし、本人が興味があるならば、私は精一杯のことをしたいと思います。

何故なら、私自身も厳しい音楽教育を体験し、今になって実感する役立つこと、近道できることが沢山あるからです。

 

ここに着目し、T君の興味を伸ばしながら、ヴァイオリンも上手になる様に考えてレッスンしています。
もしかしたら、違う先生から見たら、怒る要素も沢山あるかもしれません。

しかし、怒って伸びる部分と、伸びない部分があると思います。

 

T君の中に眠っている、まだ本人も知らない潜在意識の中の可能性が出た時、きっと誰も思いもよらない素敵なことが起きるかもしれません。

その可能性を信じて、一歩一歩地道に練習、レッスンをしていくことで、気が付くと大きな前進になっているかもしれません。

 

結果は勝手についてきます。ある日、ポンと【今まで頑張って良かったね】ということが起きたりするのです。何も期待しない方が良いのです。

早い人は幼少の頃から、遅咲きの人は大人になってから結果は自然に出ます。

 

本当に音楽が好きならば、諦めずに続ければ、”昨日の自分より” 前進しているはずです。

人と比べても仕方がありません。そもそも、音楽は人と比較するために弾いているものではありません。

心や日々の生活、人生が豊かになる素晴らしいものです。

 

常に自分がより良く向上しているかということが重要です。

コンクールや演奏会などでも、自分のベストを尽くすことが最優先です。

 

【継続は力なり】と私の習った先生がおっしゃっていました。

人前で演奏し、上手くいく時もあれば、練習の成果が出ずに落ち込んだり、打ちのめされたり、そして、また歩み始める。

その繰り返しの中で、精神力も技術も少しずつ向上していきます。

 

私のパリの師匠は85才で、生涯を音楽と共に生きている姿をフランス中のチェンバリストが見守り、みんなに愛されている存在です。

その彼女を見て、私も一生勉強だと思います。音楽の学びに終わりはないかもしれませんね。

2015年 4月26日(日)ジョスリーヌ・キュイエ 【チェンバロマスタークラス】

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2015年 4月26(日)13:00-18:00

ジョスリーヌ・キュイエ女史を迎えて 【チェンバロ マスタークラス】

お申込みはこちら←からどうぞ。

場所: 有松スタジオ

受講者5名、聴講のお席(20名限定)ございますので、奮ってご参加ください。 東京で本場のフランス音楽を学べる貴重な機会です。大変丁寧にご指導下さいます。

受講料:15,000円 (通訳付) 聴講料:3,000円 (レッスン中、出入り自由)

ジョスリーヌ・キュイエ(チェンバロ):フランス・ナント市のコンセルバトワール・チェンバロ科と通奏低音科の教師を25年間務め、女史自身が結成したアンサンブルSTRADIVARIAの世界ツアーやフォルジュルネ祭などに参加。3枚のクラヴィコード録音でDiapason D`or他数々の賞を受賞し、C.P.Eバッハ、フランス音楽に定評がある。日本文学、日本語への見識も高く、定期的に来日している。

◆交通アクセスのご案内 :有松スタジオ 

京王井の頭線:久我山より徒歩7分(渋谷より急行で15分、新宿より30分)

〒168-0082 東京都杉並区久我山3-39-16 (03) 6315-3044

地図は、Webサイトお申込み欄よりご覧いただけます。画像保存、印刷もして頂けます。また、メール&Faxでもお送りさせて頂きます。

有松スタジオ

地図の詳細は、地図画像を2回クリックすると拡大され、保存して印刷して頂けます。

google地図:こちらからどうぞ。

お問合せ&申し込み先:植山 Tel (03) 6315-3044

 

 

レッスン スケジュール

ジョスリーヌ・キュイエマスタークラス

 13:00-14:00

バッハ

平均律プレリュードとフーガ 変ホ短調、嬰ニ短調

14:00-15:00

フランソワ・クープラン

プレリュード 第4番

ラモー

組曲より ホ短調 アルマンド

 15:15-16:15

ラモー

組曲より イ短調 プレリュード、サラバンド、ガヴォット、メヌエット

 16:15-17:15

ダングルベール

組曲:ニ短調

 17:30-18:30

フォルクレ

組曲第5番 ラモー、ボワッソン、シルバ、ジュピタ-

 

2015年4月19日 クラヴィコード講座  ジョスリーヌ・キュイエ女史を迎えて

公開講座シリーズ「鍵盤楽器の歴史」

講師:ジョスリーヌ・キュイエ

 

2015年第5回  4月19(日)14:00-16:00 「クラヴィコードを体験しよう!

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参加費:3,500円

小学生~大人どなたでも参加可。

8様限定の為、お早目にお申込み下さい。 

場所:久我山サロン

◆交通アクセスのご案内 :京王井の頭線:久我山より徒歩7分(渋谷より急行で15分、新宿より30分)

〒168-0082 東京都杉並区久我山

ご参加希望の方へ地図をメール&Faxいたします。

ジョスリーヌ・キュイエ(チェンバロ&クラヴィコード):フランス・ナント市のコンセルバトワール・チェンバロ科と通奏低音科の教師を25年間務め、女史自身が結成したアンサンブルSTRADIVARIAの世界ツアーやフォルジュルネ祭などに参加。3枚のクラヴィコード録音でDiapason D`or他数々の賞を受賞し、C.P.Eバッハ、フランス音楽に定評がある。日本文学、日本語への見識も高く、定期的に来日している。

この度、12月より月1回「鍵盤楽器の歴史」を辿る公開講座を行って参りました。ピアノを勉強なさってきた方や、ピアノの先生、また、チェンバリストにご興味のある方、鍵盤楽器の歴史を知りたいと思われる方、誰でもご参加可能です。

私自身、過去15年間に世界中の楽器博物館を訪れ、普段は展示されて眠っている楽器を弾かせて頂く機会を頂きました。1台1台が異なる音色、タッチで、まるで200年前の長老とお話しをしている様に感じます。作曲家の残した音を再現する演奏家にとって、当時の楽器を知ることは、大変貴重な資料です。少しでも、多くの方にこの驚きと喜びを味わって頂きたいと思い、企画しました。

4月の講座では、フランスから来日なさるジョスリーヌ・キュイエ女史をお迎えし、深町 研太製作のクラヴィコード(Christian Gottlob Hubertモデル、2012)と共に、開催致します。初めての方、基本のタッチや、クラヴィコードとチェンバロの弾き比べを体験して頂けます。触れる機会の少ないクラヴィコードの魅力を知って頂けます。

中級―上級個人レッスン15,000円(通訳付)をご希望の方は、このページのお申込み欄よりお気軽にお問合せ下さい。

 

お申込みはこちら←からどうぞ。

 

サロンコンサート 無事に終了!

皆様こんばんは。
ひな祭りも終わり、春めいてきました。

さて、今日は渋谷の【松濤サロン】にて、大人やコンクールに向けて準備しているお子様によるサロンコンサートが行われました。
スタインウェイのコンサートグランドピアノで、皆様伸び伸びと演奏なさっていました。

普段は、電子ピアノやアップライトピアノで練習している生徒さん達も、素敵なピアノとサロンで日頃の成果をご披露頂きました。
集合写真前半

前半、後半入れて2時間のプログラムがあっという間に終わり、ショパンなどの名曲、また親子(お母様とお嬢様)でフルートの二重奏や、

ヴァイオリンコンチェルトを頑張って弾いた小学二年生の生徒さなど、アンサンブルも加わり華やかになりました。

コンサート後には、カフェタイムでご歓談頂き、楽しい一時でした。

来年は、3月21日(祝・月)大和田区民センター【伝承ホール】にて、お子様&大人の生徒様の発表会を予定しております。

来年は、さらにステップアップの年になります様、レッスンをしていきたいと思います。

写真 2

写真 3

 

2015年 サロンコンサート

大人の生徒さんによる、ピアノサロンコンサートを行います。

スタインウェイのコンサートグランドピアノの素晴らしい音色で、素敵なお時間になると思います。

コンサート後にはカフェタイムもございますので、皆様お気軽にご参加下さい。

 

日時:2015年3月7日(土)

15:00-17:00

 

場所:松濤サロン(高木ピアノ)写真

(渋谷、東急本店の左へ徒歩2分)

こちら←からどうぞ。

 

演奏曲目

 

バッハ:イタリア協奏曲 第1楽章

バッハ:チェンバロ協奏曲第1番 第1楽章

 

シューベルト:即興曲 90-2

シューベルト:ピアノソナタ変ホ長調D.568第1楽章

ショパン:幻想即興曲

ショパン:ノクターン【遺作】

ショパン:ノクターン 第8番 Op.27-2

ショパン:スケルツオ 第2番、バラード第1番

 

ドビュッシー:月の光  

ガーシュイン:ラプソディー イン ブルー【連弾】

 

 

   

恵比寿、久我山教室でで、お仕事の合間に練習とレッスンに励んでいらっしゃる大人の生徒さんのピアノコンサートです。

憧れのスタインウェイ・コンサートグランドピアノで演奏できる機会は、大変貴重であり、

“こんなに素敵な音がするんだ”というのを是非、体感して頂きたいと思っています。

 

発表会を終えて

1月に子供の発表会を終えて、嬉しいサプライズがありました!

約1年前よりピアノのレッスンを始めたY君が、発表会がとても思い出に残ったようで、絵を描いてくれました。

最新風なピアノ&カラフルあお花に、きちんとジャケットを着ているY君、とても心暖まる絵です。

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発表会で年上の生徒さんの【トルコ行進曲】などを聞いて、触発されたようです。それ以後、もっと上手になりたくて、ピアノの練習が毎朝の日課になったとお母様がおっしゃっていました。

これこそ、理想!!

怒られて練習をするのでなく、【自発的に弾きたい!】と思って練習するのが、ベストです。

実際、発表会後のY君は、どんどん上達しています。

Y君が弾きたい、【大きな古時計】の曲に向けて、お歌の曲集を頑張っています。

来年の発表会は、何の曲でしょうか?

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生徒さんの感想

約1年前からレッスンを始めた生徒さん達が、日頃の練習の成果を発表会で見事に演奏されました。

生徒さんのお母様方に、発表会やレッスンについてのご感想を頂きました。

ピアノ〈初めてコース〉

5歳・Yちゃん
現状に満足しています。いつも自由にやりたがる子供に対応して頂き、ありがとうございます。

5歳・Rちゃん
娘はかなり自由で活発なタイプですが、子供のペースに合わせて、うまくのせて下さり、楽しくレッスンを受けさせて頂いており、大変感謝しております。
発表会で上手なお姉さんの演奏を聴くことができ、子供にとって良い刺激になって良かったです。

小1・Rちゃん

初めてのホールでの発表会、本人も私たちもとても楽しめました。家でも、毎日練習していました。レッスンも楽しくやっているようです。 アナと雪の女王を学校で弾いたら、お友達が歌ってくれて嬉しかったみたいです。

小2・N君

レッスンでは、小さな子供にもイメージしやすい表現・言葉で指導して下さり、先生のアドバイスひとつでがらりと弾き方が変わる事に、いつも感心しています。本人が好きな曲だとやる気が全然違うので、【弾いてみたい】という気持ちを尊重してもらうことで、ピアノが好きになりました。夏のミニコンサートと1月の発表会があることで、練習にも目標ができて良いと思います。

〈ピアノ初めてコース&英語コース〉 

30分ピアノ+15分英語レッスン

5歳・Sちゃん
●ピアノ
音楽を楽しむことを大事にご指導して頂いているので、レッスンが大好きです。人見知りの性格の娘ですが、明るく良い距離感で接して下さるので、初めてすぐに慣れることができました。自宅では電子ピアノですが、レッスンでグランドピアノを弾けるのも嬉しいようです。

発表会は、レッスンでお辞儀の仕方から座り方、弾き始める時の注意点まで練習して下さるので、当日は緊張することなく楽しく演奏することができました。

●英語
カードを使ってゲーム感覚で語彙を増やして頂けるので、楽しんでいます。発音(RとL,THなど)も丁寧にご指導いただき、できると褒めて頂くことで、自信をつけています。

ピアノ〈初級コース〉

7歳・Yちゃん、5歳・Mちゃんの姉妹

恵比寿教室は、景色がとても良くて気持ちよくレッスンを受けさせて頂いております。色々な曲のテキストをご用意下さり、バラエティ豊かに楽しくやらせて貰うことができ、ありがたく思っております。

発表会が行われた、渋谷大和田センター伝承ホールは、アクセスもよく、楽屋、練習室など、とても便利で手順もしっかり組んであり、とても良い発表会でした。先生方の演奏も素晴らしく、またの機会を楽しみにしております。

ピアノ〈中級コース〉

ソナチネを演奏した小4・Hちゃん
Kay Music Academyで、テクニックは勿論ですが、音の美しさや表現力を学ばせて頂いたことによって、今まで見たことのない娘の可能性を引き出して下さっているように感じております。

子供の練習

年末に、大掃除をしていたら、小学生の頃に書いていた“練習日記”が出てきました。
不器用な小学生の文字で、練習した時間が書いてあります。

私が小学校1年生―3年生の、一番練習が苦手な頃は、毎日母が5時の鐘が鳴るとピアノの横に座って待っていました。

外でどろんこ遊びをしていても、自転車に乗って友達を楽しく遊んでいても、

『♪カラスが鳴いたら、帰りましょう~~~♪』

と聞こえると、全速力で家に帰るのです。

子供心にも、毎週1回のとても厳しいピアノレッスン、練習をしないと怒られるので何度も大泣きした記憶がします。 そして、凍てつくような緊張感が流れます。子供でも分かるのです。

ピアノレッスン中には先生に言われたことをメモしている母の姿、そして家でも毎日5時にピアノの練習がお約束でした。

今思うと、持続するということが難しい子供の時期に、カラスの歌=ピアノの練習を毎日続けることによって、『一生の習慣』となったのかもしれません。 それは、とても大事なことだと思います。

毎日の歯磨きと一緒です。

三日坊主の私が、30年以上続けてこられたのは、低学年の頃に練習する環境を整えてくれたことが大きいと思います。そして、小1で15分しか持たなかった練習も、中3の時には8時間練習する集中力が身に付きました。

練習の習慣が低学年に身に付くと、高学年以降は自分の判断、ピアノのレッスン、発表会や演奏する場で多くのことを学び、自己判断で練習したほうが良いという結論になります。

何よりも、大きな失敗を本番ですると、〈心の油断は禁持〉〈高慢になると、すぐに鼻を折られる〉〈練習のみが自信をつける〉など、自然に学び、より自分の能力を舞台で発揮するには、やはり地道な努力しかないという結論に至ります。

Louis Carrogis de Carmontelle (Musée Carnavalet, Paris) 5歳のモーツァルト。父・レオポルド、姉・ナネット。幼少から演奏・作曲をしていたモーツァルトはどの様な英才教育だったのでしょうか。

では、どの様に生徒さんに練習するよう導くのか。 これは、大きな課題です。

よくお母様から、〈練習をしないのですが、どうしたら良いのでしょう?〉とご相談を頂きます。

私は怒鳴ったり、〈練習しなくてはダメ!〉と言う変わりに、 【どの様にすれば、自発的に練習をするのか?】 【一人一人の個性に合わせて、どの様に音楽への興味を引き出せるか?】 【音楽の楽しさをどの様に感じてもらえるのか?】

叱って効果がある場合もあるでしょう。 しかし、長期間で見た場合、押さえつけられた環境で嫌々する、言われたからやる。というのは本当に上達するでしょうか?

【音】は、とても正直です。上から圧力をかけられて弾いている【音】と、自分の内面から弾きたい!と思っている【音】は、大きく異なります。

子供、大人を問わず、音楽は【新たな自分を発見】ができるものです。 先週弾けなかったことができる様になった・・・ 1年前は理解できなかったバッハの深い側面が感じ取れるようになった・・・

など、何でもよいのです。

変化していくことが、前進しているということではないでしょうか。

お子様で練習が苦手な方には、【練習日記】をおすすめしています。 これは、私自身が実際に行った経験から、続けることで練習に対する関心が高まっていくと実感したからです。

また、自由にお絵かきや学校であったこと、誰~ちゃんと遊んだなど書いて貰って良いのです。毎日続けることが、とても大事なのです。 そして、少しずつ意識が変わり始めます。

小2の男の子で、ソルフェージュを習いに来ているヴァイオリンの男の子がいます。本番に強くすでにコンクールで入賞を果たし、再びコンクールへ向けて、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲を勉強中です。

レッスンでは、自分の演奏している曲の音階、アルペジオ(C-dur/ハ長調,G-dur/ト長調,D-dur/ニ長調)を弾いたり、和音の聞き取り、ヴァイオリンの音程をピアノと確認したりしています。 お母様から、『やる気の時は練習が続くけれど、数日練習しなくなってしまった・・・』とご相談がありました。

T君は感性がとても豊かで、新しいことに興味があります。 練習ノートをすでに始めて、少しずつ習慣となっていますが、より分かりやすく可視化した方が良いと思いました。

そこで、思いついたのは【練習すごろく】。

練習したら、青で1マス進む。

さぼったら、赤で3マス戻る。

『練習をさぼったら、3日下手になる』と昔から聞きますが、実際にこのすごろくをやってみると、さぼってしまった時に、こんなにも後退するの?と子供でも良くわかります。

1週間の中で、2日休んでしまったらマイナスになってしまうのです!

皆様も、是非お試しください。 1週間先などにシールを張って目標にすると、子供の興味が出てよいかと思います。

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公開講座シリーズ 「鍵盤楽器の歴史」第2回終了!第3回、第4回決定!

皆様こんにちは。寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

鍵盤楽器講座の第2回目が無事に終わりました。

前回からご参加頂いた方、今回初めてご参加頂いた方、200枚のスライドと共に、世界中のオリジナルのチェンバロの写真を見たり、

そして録音を聴き比べながら、チェンバロの違いを体感して頂きました。

皆様、1台1台本当に音が違う!響きが違う!と熱心に聞かれていました。

引き続きドイツ様式のチェンバロ、フォルテピアノの発明、モーツァルト時代のフォルテピアノと2月8日(日)、3月8日(日)に行います。

ご興味のある方は、お気軽にお越しください。定員15名様の為、必ずお申込みページよりご連絡を下さいます様、お願い申し上げます。

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第3 2月8(日)14:00-16:00 ドイツ様式、ピアノの発明

第4 3月8(日)14:00-16:00 モーツァルトのフォルテピアノ

 

ご予約はこちら←からどうぞ。

 

参加費:3,500円(ケーキセット付)

小学生~大人どなたでも参加可。

場所:ザ・クラブ・アット・恵比寿ガーデンクラブハウス (バンケットルーム)01

〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-2(恵比寿ガーデンプレイス内)JR恵比寿駅東口から動く通路「恵比寿スカイウォーク」で恵比寿ガーデンプレイスへ徒歩7分。三越の反対側、バーガーキング隣。

駐車場:恵比寿ガーデンプレイス駐車場。駐車料金:30分毎 200円

アクセス&地図はこちらよりご覧ください。

http://www.tcy.co.jp/accessmap.html

子供ピアノ発表会 Vol.3  ★中級・上級★

すでにピアノを数年間勉強して、この教室にいらした生徒さん達も、いらっしゃいます。

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ブルグミューラーを弾いていた小学4年生のHちゃんは初めてクレメンテイ:ソナチネに挑戦し、早い16分音符のパッセージも綺麗に弾けました。とても伸び伸びと歌って弾いてる姿が、素晴らしかったです。ご両親も、“いつもは大人しいけれど、ピアノを通してとても表現力が出てきた”と喜ばれていました。

クレメンティは、多くのソナチネを残していますが、イギリスで普及し始めたスクウェアピアノを多く制作販売し、出版社も作り、彼自身も素晴らしい演奏家で大成功をした作曲家です。

 

また、夏のコンサートでブルグミューラーを弾いていた小学6年生のIちゃんは、名曲『トルコ行進曲』に挑戦しました。

手が大きく足も長いので、オクターブとペダルの使い方を見事に習得して、発表会の舞台でもピアノが良く響いていました。

細かく難しいパッセージは、最後までゆっくりリズム練習などをレッスンでも一緒にやり、改善していきました。また、有名なサビの部分は早く弾けるけれど、難しい部分はゆっくりになってしまって、テンポが統一されていませんでしたが、メトロノームで確認し、【早く弾く=上手】ではなく、【ゆっくりでも1音1音をきちんと良い音で弾く重要性】を学び、発表会前日のレッスンでは、安定したテンポで説得力のある演奏となりました。短期間にとても上達したと思います。これから、ショパンなどの名曲にも挑戦していきたいそうです。

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ドレスは、お母様が披露宴でお召しになられたという素敵な紺色のロングドレスにスパンコールが付いており、背の高いスタイルの良いIちゃんが一層舞台で輝いており、ご両親もとても嬉しそうに見守られていらっしゃいました。

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